てらさき雄介の日記
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2006年10月04日(水) |
竹中氏辞職よりも問題なこと |
竹中平蔵氏が議員辞職した。多くの批判通り確かに無責任だが、政治家の身の処し方としては理解も出来る。そもそも参議院議員に立候補した時点で、今回の辞職を想定していたのだろう。
さてより大きな問題は、その後の繰上げ当選だ。女性プロレスラーということのみで注目するメディアもいるが、こういう取り上げ方は、もう止めてほしい。
もちろんスポーツ選手だから、ダメと言ってるのではない。色々な職業を持ちながらも、政治家としての気概と能力を持っている人もいる。タレント議員でも、西川きよしや青島幸男など、しっかりと仕事をした人もいる。
ただ今回の人はどうだろうか。ここで指摘するまでもあるまい。昨日今日と多くの主権者が、テレビの前で感じた違和感こそ真実だろう。
反省すべきなのは、この選挙が比例代表とはいえ、拘束名簿式(名簿順位を政党が決める)ではなく、非拘束名簿式(名簿順位を選挙の個人得票で決める)であったこと。主権者の多くが、この人に入れた結果だ。
民主党は自民党に比べ、明らかに人材不足だ。今後の供給源も、野党ゆえ少ない。しかし安易な発想により、知名度だけを追い求めれば、そのしっぺ返しこそ大きいはずだ。気を付けなくてはなるまい。
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