てらさき雄介の日記
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2006年09月01日(金) 公職選挙法はやはり悪法

連合神奈川議員団会議主催のセミナーに参加した。テーマは公職選挙法についてだ。詳しい弁護士の話を伺う。

多くの論点が書かれたレジュメが配られたが、やはり公職選挙法は悪法らしい。その理由は、グレーゾーンが非常に多いことだ。

何が禁止され、何が許されているかが、実際の行動においてわかりにくい。また交通違反と同じで、摘発が恣意的に行なわれるため、不公平感が非常に募る。

もちろん選挙活動についても、それ以前の政治活動についても、悪法であろうと法だから、それを遵守してやっている。今後もそうする。だからこそ言いたいこともある。

最近の傾向で唯一良いと思われるのが、金銭についての違反が非常に厳しくなっていることだ。金額の大小や対象人数に関わりなく、買収や供応は公民権停止の対象になるし、実際選挙のたびに多くの件数が挙げられている。

金を使って運動をされれば、ない者(私のように)は厳しくなるし、それは健全な議会制民主主義を生まない。

学生時代に公職選挙法について、一度だけ真面目に研究したことがあるが、基本原理は「公平」と「自由」の折り合いをどこで付けるかだそうだ。

戸別訪問の禁止は何のためか。選挙期間中のビラ配布禁止は何のためか。今一度党派をこえて考えてみるべきだし、特に国会議員には改正にむけて頑張ってもらいたい。


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