てらさき雄介の日記
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ホームレス支援を行なっている、民間ボランティア団体の会に参加した。「ホームレスを支援する必要はない。」とする意見が、世の一方で存在する。明らかに私とは違う考えだ。
政治の基本は弱者救済にある。強きものよりも弱きものに対して、その政策を実行するのが、皆で税金を出し合って政治を組織している意味だ。
もちろん「救済」とは、おこがましい言葉だ。近い将来の自立を目指す、一時的な手助けだろう。しかしそれすら、今の政治は行なっていない。
教育の格差も感じる。ある時友人の司法書士事務所にいたら、老婆が入ってきた。「ここで断られたら死のうかと思った。」と生活苦を訴える。正義感の強いその友人が相談にのり、たまたま一緒にいた私も話しを聞く。
その方は自己破産を始めとする法律的手法も、生活保護や市営住宅などの行政上の施策も、その存在すら知らなかった。本当に困っている人が、その制度を知らない。では政策や法律にどんな意味が?考えさせられた。
障がい者政策も同じだが、誰でもいつどうなるかわからない。今は金持ちで、貧乏人を疎ましく思っていても、明日同じ境遇になるかもしれない。その不安をお互いに少なくし、いざという時の社会保障をしっかり整えるべきだ。
かつて相模原で有名な政治グループが、「福祉で金儲けをしている」と批判された。詳細は知らないが、その批判は的外れだ。ではその人たちが、金儲けをしながらでも、もし取り組んでいなかったら。困るのは社会的弱者だ。
政治が果たすべき責任を、その不甲斐なさのために、民間が代わりにやって下さるのはありがたい。政治家として出来るだけの支援はしたい。
しかしホームレス支援すら不十分な、今の政治とは・・・。経済大国が泣けてくる。政策の優先順位を着けるのも、政治家の大きな仕事だから、県政に参画したら全力で取り組みたい。
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