てらさき雄介の日記
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2006年03月30日(木) |
世田谷で相模湖森林保全の取材 |
朝は番田駅頭で街頭演説。小池義和市議が急きょ参加してくれたので、ビラを配ることが出来た。
所属するNPO法人さがみはら市民会議の取材で、「NPO法人緑のダム北相模」の理事兼事務局の方とお会いした。相模原市相模湖町内を中心に、北相模の森林保全に取り組んでいる団体だ。
取材した事務所は世田谷区にある。東急世田谷線の若林駅近くだ。この方のご自宅1階が事務所になっていた。会全体として月に最低2回は現地活動をするそうだが、毎回参加する80名〜100名のうち地元住民は少ないという。逆に都内・埼玉・千葉などからが多いそうだ。
活動の中心“森林整備”だが、掃除だけしているわけではない。森の木は放っておいては育たないそうで、弱い木を抜いて栄養を強い木にまわす作業が必要とのこと。また森から採れた資源を都会に流通させ、そこで稼いだお金を森林に戻していくという循環作業もしている。
現在は神奈川県行政と協働事業も行なっているが、当初は県町含めて、役所からは相手にされなかったそうだ。地元相模湖の地主さんなどからも歓迎されずに、何度か整備する森を変えざるを得なかったらしい。
活動内容を聞いていると、実に行政や議員をうまく使っている。今日も最初に「今度活動に参加してください。皆に紹介しますよ。県議になったら活動支援頼みますね。」とサラッと言われた。
政治モードで出向いたわけではないので、逆に身分を余り出してはいけないとビクビクしていたが、この一言で安心した。世田谷という都会的感覚なのか。しかし本気で事業を実行しようと思えば、これくらいの逞しさは必要だろう。相模原の市民活動団体は、余り政治を歓迎する雰囲気ではない。
相模原市役所は森林を扱う部門を新たに設置した。しかし過去に経験がない(旧相模原市内に森林がないのだから当然)ので、多くの方の協力がなければ仕事は出来ない。
この会には1998年からの実績がある。その多くのノウハウを今後のまちくづくりに頂けるとありがたい。最後に合併に関連して質問をした。「何か相模原市役所や相模原市民へ要望はありますか?」と聞くと、「現場の智恵と行政の政策を結びつける役割を果たしたい。その手助けを。」と答えが返ってきた。
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