てらさき雄介の日記
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2006年03月04日(土) 渡部恒三さん

メール問題で辞任した野田国対委員長に代わって、ベテランの渡部恒三さんが後任になった。73歳というから民主党では最高齢の議員だろう。

この人は与野党ともに評価が高い。それは人柄だけでなく経験が物をいっている。かつて竹下7奉行と言われた面々も、ほとんどが鬼籍に入るか既に政界を引退している。

その中でかろうじて現役だったのは小沢・羽田・渡部のみで、全員偶然にもこちら側(非自民側)にいる。しかしこの皆さんも既に峠は越え、いわゆる顧問格の扱いであった。少なくとも昨日までは。

渡部氏を現役に引き戻し国会の最前線に戻したのは、党本部がそこまでの窮地だったということだろう。私は野田氏がダメなら他の若手を、それでもダメなら他の若手をと考えていたが、昨今の未熟な民主党に対する世論の批判も謙虚に受け止めなくてはなるまい。

このベテランに期待するしかない。しかしながら自民党の国対委員長を経験したことをもって、政府内からも歓迎されている趣があるが、当時と同じことをする必要はない。あくまで民主党らしい国会対策をすべきだ。

最後だが私は渡部恒三さんが大好きだ。よくも今までこちら側で踏ん張ってくれた。感謝している。前々回は無所属だったのに、前回はあえて党のために公認候補になってくれた。

秋の代表選挙には小沢一郎代議士の名前も取りざたされている。些か昔の名前で出ているきらいはあるが、その機会に最後のメッセージを後進に残してもらえるとありがたい。

昨今だから若手はダメだと言われているのが悔しい。前原氏も任期は残り僅かなのだから再選など意識しないで、思い切ってガンガンと行動してもらいたい。


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