てらさき雄介の日記
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今日は町田市長及び市議選と、城山町の合併住民投票が行なわれる。どちらも結果が出るのは深夜だろうから、それについては明日以降に書きたいと思う。
1936年(昭和11年)の今日は「226事件」が起った日だ。先般女性支援者の皆様と真鶴へ行った際、牧野元内大臣が襲撃された別荘があり、こんな所までやって来たのかと驚いた。
さて映画や小説を見てみると、大概が事件を起こした青年将校に同情的だ。かくいう私も彼らには感じ入るものはある。しかしながらその後の日本の敗戦に至る経緯を見ると、事件の与えたマイナスの影響は政治家として無視できない。
事件後の裁判は軍事裁判として非公開で行なわれている。最近当時の公文書徐々に世に出回り、当時の判事が処刑は不合理との意見を述べていたものもある。
これだけのクーデター事件が現場の軍人のみで行なえるはずもなく、政治家の一部と高級軍官僚が関わっていたはずだ。トカゲの尻尾として早々に処刑されたのだろう。
防衛庁を「省」に昇格する法案が今国会に提出される予定だったが、防衛施設庁の談合事件でお流れになった。重要な法案という認識がなかったのだろう。私が「省」昇格に消極的なのは、まさにこの政府の姿勢だ。ことの発端から、経緯が場当たり的すぎる。
226事件の後、軍部は陸海軍大臣を推薦しないという暴挙によって、自らの意思を政府に強要した。これは関与した個々人の問題だけでなく、それを許した制度も悪かったのだ。
今晩テレビで「226事件」を扱う番組はないだろう。ひょっとしたらニュースの一端で触れるだろうか。そんなに昔のことではない。たった70年前の出来事なのだ。
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