てらさき雄介の日記
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2006年01月22日(日) ヒューザーの証人喚問

情けない証人喚問だった。特に質問する側の国会議員だ。

確かにヒューザー小嶋氏の、あの態度では限界はある。しかしプロしての聞き方があるだろう。少なくとも証言拒否した場合の想定くらいしておくべきだ。

さて小嶋氏は証人喚問に後ろ向きではなかった。しかし豹変し連発した証言拒否。おそらく“何か”あったのだろう。民間人である小島氏は‘ヤクザよりもひどい’といわれる政治の脅しに敵わなかったのかもしれない。

さてお隣の東京23区選出の伊藤公介代議士だ。多くの当選回数の割りにあまり目立たない議員だった。ここにきて電車の中吊りにまで顔を出すようになった。

実はヒューザーと伊藤代議士の付き合いを冷静に見てみると、それほど特別なものではない。企業と政治の関係についてはここでは省略するが、一般的に多く行なわれている付き合いだ。

伊藤代議士の失敗は、国土交通省に小嶋氏を連れて行く前に、この事件の深刻さを理解しておくべきだったことだ。そして当初の段階で経過を明らかにし、主権者に対して謝罪をすべきだった。

疑惑が深まったということで、小嶋氏の再喚問など行なわれるかもしれない。国会には、今度こそしっかり真相究明をしてほしい。特に野党第一党である民主党の責任は大きい。


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