てらさき雄介の日記
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2005年09月04日(日) 「失敗しました」では済まされない

国連安保障理の常任理事国入りが、政府の“努力”も虚しく頓挫したようです。

そもそもこの問題は、国民投票に値するほど重要なことであります。国会での審議すらなくして、外務省が国際社会で多数派工作をしていたこと自体が誤りです。

現状では、安保理事国になるという決意と準備が、政府にも国民にも整っていません。

方向性として必ずしも反対はしませんが、今立候補することは様々な点から非常に無理があると考えていました。

先般外務大臣が、アメリカをはじめ多数の理解が得られないため、現段階での常任理事国入りは困難との見方を示しました。

しかし今まで発展途上国やアフリカ諸国に対し、‘色々な手段’を使って展開してきたことについての責任は、一体どうなるのでしょうか。

学級委員の選挙ではあるまいし、「立候補したけれどダメでした。」だけでは済みません。

政府からは、今回の件で結果失われた国益について、明確な説明を求めます。


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