てらさき雄介の日記
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2005年09月01日(木) 郵政民営化、ひとつの不安

郵政民営化について、以前から不安があります。元々民営化論者ですが、松沢成文著の「郵政民営化論」を読んだときから、ずっと考えていました。

先の国会における議論でも、選挙でも語られていないので、私の杞憂にすぎないのでしょうか。

郵便局は今まで、お金を民間に貸したことはありません。当然です。今回仮に民営化されれば、銀行と同じように貸し出し業務を始めます。

これをもって日本政府やアメリカは、巨大な資金を民間に流入できると期待しています。

しかしメガバンクでも現在は、“適切に貸して、きちんと回収する”ことができていません。

一度も貸し出しをしたことのない郵便局に、また昨日まで公務員であった方々に、本当に銀行業務ができるのでしょうか。

結果失敗すれば、それこそ210兆円に上る国民の財産が消えてしまいます。

この不安を感じるのは、私だけでしょうか。


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