てらさき雄介の日記
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2005年08月26日(金) 「地元」の議員という発想

上溝夏まつりの反省会がありました。久しぶりに上溝地区自治会連合会や商店街振興組合の方とご一緒し、多くの意見交換ができました。

衆議院選挙間近ということもあり、この種の会合には珍しく政治の話題が多かったです。

今後の地元選出“市議”をどうするかについても、何人かの方とお話致しました。皆様の話される内容が印象的であり、かつ以前から私が主張していることと似通っていました。

上溝という「地元」から市議を選出する必要はないと、多くの方が言われます。何故ならば「地元」のためには、市議の力など必要ないからだそうです。

かつて上溝まつり会館建設に異議を唱えた私に対する皮肉ではなく、上溝のまちづくりを真剣に考えている方々の実感と捉えました。

いまや役所も開放的になり、議員が仲介しなくても地域の声を聞き入れてくれます。(実現されるかは別ですが)よほどのことでない限り、役所に直接行けば、しかるべき人が対応もします。

またこれは私の経験ですが、自分の住んでいる地域を優先して欲しいという要望を市議がすること自体が、もはや行政からも白い目で見られるのです。

私は故郷上溝を愛していますし、公私ともに精一杯役にたちたいと思います。しかしその手法は変化してしかるべきです。

既に、議員の思惑よりも、地域に暮らす方々の考えがより早く変化しています。

さて今後です。議員の新しい、本来の仕事は何でしょうか。それは経営です。市民の声を行政に伝える仲介だけの役割ではなく、その声を受け止めて行政を経営する責任を負っていくべきなのです。

考えさせられた「地元」の宴会でした。


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