てらさき雄介の日記
DiaryINDEXpastwill


2005年08月15日(月) 8月15日談話(?)

政治の仕事場なのに、一日を通して、今日という日の話題なし。

テレビ特番は1局のみ、他はニュースでの特集。記憶から薄れることは事実を忘れることにつながるのか。

NEWS23の「ネットバトル」に異論あり。靖国のような大切な問題を、笑いながらネット文字でのやり取りはどうか。出演の若者も、日本側・中国側ともどう見ても「右翼」。極端な例のみ取り上げることは意味がない。

ドイツの教育におけるナチ否定について。ベルリンに「反ナチ」の碑ががあると自慢する。相模原市役所の前にも、意味のない「核兵器平和都市宣言」のポールあり。大切なのはモニュメントではなく、それを見る人の気持ち。

戦場ジャーナリストのドラマ。死と背中合わせにして仕事をしている日本人が今でもいる。それが平和を追求してのことなら、安全を享受している私たちも理解し、支援しなければならない。ちなみに主演は昨日も書いた財前直見。

そういえば靖国は何故8月15日なのか。負けた日なのに。神社の主張を鑑みれば12月8日(真珠湾攻撃)かな。

だいぶ以前に三船敏郎の「日本の一番長い日」を見た。終戦に反対し、玉音放送レコードの奪還を目指すクーデターの実話。8・15を境に“信念”を変えた当時の大人に対する不信感大ながら、こういう軍人もいたのかとある意味安心した。もちろん終戦は英断(その前提である開戦は失敗)だが。

新聞各社は過去の戦争賛美についての反省を。少なくとも今日の社説で明確に打ち出すべき。それをしないメディアに戦争責任を語る資格なし。



てらさき雄介 |MAILHomePage