てらさき雄介の日記
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2005年05月02日(月) 徳川慶喜のお孫さん

徳川慶喜のお孫さんが亡くなったそうです。葬儀は鎌倉と新聞に記載がありましたので、神奈川県内にお住まいだったのでしょう。95歳だったそうです。

秘書時代に、代議士が細川元総理と親しかったので旧華族というか士族というか、そういう皆さんを細川家の縁で紹介いただきました。私も選挙区内の西郷家の方々にご挨拶に伺ったものです。

「自分は旧○○家から出ている」という種類の話は、正直あまり好きではありません。内容の真偽はともかく、血統主義自体に違和感を感じるのです。しかし天皇制などを見ても、血統は下らないと一刀するほど軽いものでないもの理解できます。

明治政府は、敵であった徳川幕府の関係者に寛大な処置をしました。当時の国際常識と比べても、先進的で良いことだったと思います。榎本武揚などは一番最後まで五稜郭で抵抗したのに、その後政府に迎えられ多くの外交実績を残しました。

外国では前体制に厳しいことが多く、韓国でも体制が代わると前大統領が裁判にかけられたりします。

明治維新を成し遂げた皆さんを尊敬してますが、同時に徳川幕府にも親近感を持てるのは、日本の教育の成果でしょう。それを生んだ文化も素敵です。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。


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