てらさき雄介の日記
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2005年03月01日(火) |
“無理心中”は表現を改めるべき |
“無理心中”の事件がありました。テレビなどで報道しています。
さて“無理心中”の定義は何でしょうか。調べたわけではありませんが、日本独特の造語の気もします。いくつか頭の中で言葉にしてみますが、「殺人」以外のプラス要素は特にありません。
そうです。“無理心中”は「殺人」と表現を改めるべきなのです。
事実を正確に表現していなくても、その言葉を使うことによって、社会かあるいは当事者にとって意味があるならば、許される点もあります。
“無理心中”という言葉を使うことによって、それが真実に近づけるならばそれも可ということです。
しかし今回の事件をはじめとして、多くの実態は「殺人」以外の何ものでもありません。
メディアはどういう意図で“無理心中”という言葉を使うのでしょうか。おそらくは、意図はなく過去からの惰性によって使っているだけでしょう。
“無理心中”は「殺人」と表現を改めるべきです。少なくとも報道においては。
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