てらさき雄介の日記
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2004年07月19日(月) 菅直人著書「大臣」

面白い本でした。菅直人が厚生大臣をしていた時の随筆的なものです。薬害エイズ問題の真相や、閣議に出席した際の素朴な疑問などのエピソードが書かれています。

前文のなかに、「政治の市民参加の典型的なものは、市民が自らの市長をつくることにある」とあります。これは、国会によって間接的に選ばれる大臣と比べ、市長の優位性を言う文章でしたが、議員でなくあくまで長を選ばなくてはならないとあります。

来年一月の市長選挙の話題が出始めている昨今、興味深い内容です。

選挙をしているから、それでいい。だけではいけません。候補者の選定、政策の集約、そして選挙運動自体もできるだけ多くの市民を巻き込んでいかなくてはいけません。


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