てらさき雄介の日記
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2004年07月10日(土) 投票はあくまで権利だが・・・

ここで改めて、今回の参議院選挙での争点は何でしょうか。

参議院の性質上、内閣の信任をストレートに反映させるのもどうかと思いますが、同時に昨今では参議院選挙は中間選挙の意味合いを持っているのも事実です。従って小泉内閣の過去の政治そのものが争点です。

その中でも、一時の政局に左右されてはいけない「良識の府」参議院のあり方も考えなくてはいけません。これは過去の国会論議のなかで、政党の枠をこえて長期的な視点で考えなくてはいけない問題を見て、そこで評価すべきです。

イラクへの自衛隊派遣や年金問題は、一般的に言われているだけではなく、上の点からも争点足りえると思います。

前回の衆議院選挙で話題になった二大政党政治についても、今回の参議院選挙の結果で実現できるかどうか微妙になります。

民主党は結党以来国政選挙で負けた(現有議席を下回る)ことがありません。そのことが党としての求心力につながっていました。今回の参議院選挙でも改選議席を大きく上回らなくてはなりません。政権交代するまでは、一議席の後退も許されないことは厳しいことです。

低投票率は、現在の一部の人による一部のための政治を加速させてしまいます。できるだけ多くの参加を追求するのが民主主義です。

そして投票は決して義務ではなく、皆さんのかけがえのない権利です。放棄する自由はあっても、それはあるべきことではありません。是非投票に行ってください。


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