てらさき雄介の日記
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2004年07月02日(金) フセイン裁判

イラクのフセイン元大統領の裁判がありました。

一番印象的だったのは、フセインが判事に向って言った「あなたはいつから判事をしているのか」質問と、判事の「あなたの統治時代からやっていて、改めて連合国に任命された」の返事です。

イラクは過酷な独裁国家でしたのでやむを得ないわけですが、この判事もフセイン体制の一員だったわけです。

政治の常ですが、恐ろしいものです。

もはや権力の座を退いたフセインを追及することは、過去に隠された多くの真実を明らかにすることのみに価値があります。

当然その中にはイラクを軍事大国にしてしまった、過去のアメリカとの関係も入るべきでしょうが、それはテーマに上らないでしょう。東京裁判も一緒ですが、現在の国際裁判はそんなものです。

一日もはやく国際司法裁判所の機能を拡大し、一部の国に依らない裁判にしていくべきです。


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