てらさき雄介の日記
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2004年06月19日(土) 金日成と金正日の「顔」

「金正日入門」という本があります。現在第二巻も発売されており、売れ筋だそうです。韓国では発禁処分になったため、日本で注目を浴びています。

私が北朝鮮に観光したのは8年ほど前のことです。金日成死後数年が経過していましたが、旅行者からでもはっきりわかったのは、その息子金正日との差です。

肖像画も銅像も、ありとあらゆるところにある「顔」は父親の方が多かったですし、ガイドなどの説明も既に死去している父親のエピソードでした。それはそうです。まがりなりにも父親は建国者であり、息子はただの息子でしかないのですから。

父から子に体制を移すとき、一部動揺が走ったという報道もあったのは当然のことです。いまや金正日の神格化作業は終了し、父親と息子の「顔」の数は逆転しているそうです。

私は金日成の政治を否定します。理由は多くありますが。その第一は、金正日のような人に「子どもだ」というだけで後継を許してしまったからです。

まあ日本でもそんな傾向は多々ありますが。


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