てらさき雄介の日記
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2004年06月06日(日) レーガン大統領の思い出

レーガン元アメリカ大統領が亡くなりました。心より哀悼の意を表します。

レーガン氏との思い出といっても、当然会ったことがあるわけではありません。テレビを通じての「思い出」です。

私が政治を志した時のアメリカ大統領は、レーガン氏でした。当時世界の注目が(かくいう私も)ソ連のゴルバチョフ氏に向かうなかで、いくつかのことをはっきり記憶しています。

レーガン氏は共和党の中でも「強いアメリカ」を標榜し、対外干渉を辞さない強硬な外交政策をとっていました。そのレーガン氏でさえ、中距離核ミサイルの全廃をはじめとする、大規模な核軍縮を行いました。当時の世界の潮流を見て、近い将来は核のない世の中が本当に来るのかもしれないと思ったものです。残念ながらそれは夢でしたが。

冷戦時代と現在を比較して、以前の方が良かったという意見もありますが、そうは思いません。新たな秩序がつくられるとき、必ずおこる混乱が今であります。その中で、大国のみが主導するのではない新たな国際秩序をつくっていかなくてはなりません。


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