てらさき雄介の日記
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2004年04月06日(火) |
イラク統治は何のためか |
イラク国民の6割はシーア派だそうです。その指導者を連合軍政府が指名手配し、幹部などが逮捕されています。報道を見ていると、混乱を収めるためとのことですが、「暴徒?」の要求はアメリカ軍の撤退だそうです。
日本国憲法が制定されてから半世紀が経ちました。9条が大きくクローズアップされますが、他にもこの憲法には議論すべき点があります。それは、アメリカンデモクラシーは日本に馴染むのかということです。答えは否です。自分自身政治の世界にいて、どうもしっくりこないことが多々あります。
民主主義は、現在の世界において最良の制度だと思いますが、そのあり方はそれぞれの国によって違ってしかるべきです。一部の国の基準で、どこがより民主的かなどを図るべきではありません。日本がこれから行う憲法論議は、日本独自の民主主義のあり方を模索するものでなくてはなりません。
さてイラクです。イラクにも彼らのつくる民主主義があります。大切なのは、これからつくる議会と憲法が、イラク国民のものであることです。これから数十年経ってから、「イラク人による憲法を」などと言うことが言われないように、連合国は過剰な介入をすべきではありません。
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