旅記26〜チベット自治区・ラサ編(3)〜「チベット料理の一覧表」 |
2004年10月02日(土) |
旅記26〜チベット自治区・ラサ編(3)〜「チベット料理の一覧表」
今回はチベット料理とか、食べ物関係の話をまとめてみた。 まずはうちが食べたチベット料理の紹介。
ツァンパ お寺に行くとお坊さんが握ってくれるらしいツァンパ。 小麦とかそば粉みたいな粉に、バター茶混ぜてこねこねしたもの。 ツァンパに憧れを抱いた少年がいたので、宿で粉とバター茶もらって作る。 こねこねしてるとだんだん団子みたいになってきて。 すごいおいしいって訳じゃないけど、素朴な味で気に入る。
トゥクパ チベット風うどん。むしろ、うどん風チベット(?) チベット料理の定番。一番庶民に親しまれてよく食べられてる料理だと思う。 面がモチモチで固めで粉っぽい独特さ。ヤク肉がいいスープになってると思う。 味の濃さもちょっとラーメンに近い気がするんだけど、どうなんだろう。 おなじみ料理だからどの店にもあるんだけど、それぞれ微妙に違う。 うち的には定番だしお気に入りの料理だったんだけどね。
モモ チベット風餃子。何が違うって具がヤク肉なの。あと皮が少しモチモチっぽい。 クセがかなり強いから好き嫌いの出るところだけど、うちは大好き。 ヤク肉の独特のクセが出てるけど、ジューシーだしチベットぽい味。 「モモ↓(腿と同じ)」っていう発音だとお母さんって意味になるらしいから 「モモ↑(桃と同じ)」っていう発音じゃないといけないんだってさ。
ガンバン 名前あってるかな?チベット風焼きソバ。 面はトゥクパでおなじみの、自分を主張してるしっかり面。 この面も慣れてくるうちに、すごい気に入ってくるから不思議だよね。 肉、玉葱、青椒なんかも混じっててボリュームいっぱい。 味付けっていうかソースがとろとろ気味で、こってりしてて 普通に日本人好みの味だと思う。おいしいのだ〜。
チベットカレー その名の通りカレー。他に名前があるのかもしれないけど。 カレーといえるのか不思議な料理だったけれど、ギリギリカレーかな? なんか、ご飯の上にスープのような黄色い汁が少しかかってて、 かなり大きなヤク肉がどどーんとのってる。ジャガイモと紅生姜みたいなのも あるんだけど、紅生姜みたいなのは食べてみたら大根の和え物っぽい味だった。 ヤク肉は思ったより癖が全然ないし、柔らかくてぽろっと剥れて食べれる。 意外なヤク肉の柔らかさとおいしさに軍配。
バター茶&甜茶(ミルクティー) チベットのお寺に行けば出てくるバター茶。はっきり言ってマズイ(笑) 濃すぎてあんまり飲む気にならないし、塩っぽいというかしょっぱい。 逆に、甜茶は大人気。地元民も旅行者もお気に入りなんだよね。
さて、その他の食べ物の話に移ります。 ラサはフライドポテトがやたら多いのね!!! 道を歩いてると、必ず道端でジャガイモ揚げて売ってるの。 しかも雲南の串刺しタイプ、西寧のそのまま丸切りタイプじゃない。 ざく切り、細切りから、いかにもフライドポテトっぽいギザギザ細切りまで! なんでこんなに!?芋取れすぎたのか!?ってくらい山のように売ってる。 スノーの前の通りなんか、隣同士に3、4箇所売ってたりして迷うくらい。 もちろん「一番好きな食べ物はフライドポテト(柔らかめ)!」と豪語する程の ポテト好きな自分が黙ってるわけもなく。毎日のように食べてた(笑) 一袋1元(15円?)だなんて、マックで買うより断然経済的だし。 天津にも売ってればいいのに。幸せに浸りながら毎日食べてた。
ある日、宿のみんなでご飯食べた時のこと。 人数いるからせっかうだし中華で円卓囲むぞ!って張り切る。 一人だと多い料理は頼めないし、麺ばっかり食べちゃうから。 適当に歩いて、たまたま入ったところに円卓あったからそこにする。 なんとそこにはポタラ宮があった!(偽の飾り物なんだけどね) ポタラ宮が見えるーって言って、騒がせてしまいました(笑) その時、中国語を話せる人が私以外ほとんどいなかったから。 店の人の話やメニューを通訳する形になってしまったんだけど。 ここで恥ずかしすぎる失敗をしたんだよね。ああ、調子に乗りすぎた。 何品か注文してて、その中で「ラサチャーハン」を頼んだ時、服務員が 「この辺の特産のスペシャルの○○があるんだけど、いる?」って言ったの。 ○○があまり聞き取れなかったんだけど、脚(tui)って聞こえたから 火脚(huotui)つまりハムをチャーハンに入れるかって事なのかな?って思った。 「よく分かんないけど、特産のスペシャルいるかどうか・・・等等」 って感じに相談したら、話し合いの結果「いる!」っていう結論になった。 注文し終わって。おしゃべりしてたら料理も来て、おいしいし楽しく食べてた。 しばらくして・・・なんだかすんごい大きな羊肉の塊みたいなのが来たんだよね。 あれ?と思って「こんなの頼んでないよ!だから要らない」とか文句言い出す。 だってメニューで確認したら60元くらいするありえない高さの料理だったから。 そしたら服務員は「いや、頼んだはずだよ」とか言うから口論になった。 最後には注文をとってた人が、この女の子が要るって言ったじゃない! って私を指して半ギレしてるんだよね。そこで気づいた。やっちまった・・・。 あの○○はスペシャルな羊脚の事で、チャーハンの具じゃなかったんだね。 服務員もさりげなく言ってくるし、値段なんて全然言わないし、酷いよ(涙) 中国でこんな風に乗せられるなんて、思いもしなかった。微妙にやられた感。 美味しいしせっかくだからスペシャルで!ってみんな笑って気にしてなかったけど。 自分の中国語過信して、調子に乗りすぎて、人に迷惑掛けてしまった。 どれもおいしかったしお腹一杯食べたけど、心に痛い思い出となりました。 ああ、この事はなかなか忘れることができなさそうだ。
隣のスノーランドレストランのケーキが9時から半額なんで、買って食べる。 スノーの宿泊者のほとんどがここのケーキお気に入りで、毎晩食べてるの。 夜に買って朝ご飯代わりにしてる人なんかもいた。みんな大好きなのだ。 本当においしい!おいしい!すんごい大きくて焼きそばとかの入れ物に 入れてくれるんだけど、こんな美味くて大きくて3元(45円?)なんて、感動モノ。 日本で食べたら500円くらいしそう。そのくらいの価値もある。 しかもね、中国ってデザートが充実してないから。 ケーキも体に悪そうな毒々しい色をした、それ一種類しかないし。 こんなちゃんとしたケーキ食べたのなんて久しぶり。 ヤククリームチーズケーキが特においしいの!ヤクのミルク使ってるのか、 今までに食べたことがないような味で、でも病み付きになるおいしさ。 他にもキャロットケーキ、バターケーキ、チョコレートケーキなどなど。 こんな普通のタイプのケーキ、中国じゃなかなか無いよー。 というわけで、日本に帰るまでの分食い溜めしときました(笑) 次回はゴンパ巡り編。
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