Title...ハッピィ*デイズ By...あみ      
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旅記22〜ゴルムド→ラサ移動編(前)〜「何故か中国人正規バスに」
2004年09月28日(火)
旅記22〜ゴルムド→ラサ移動編(前)〜「何故か中国人正規バスに」

何を間違えたのか中国人用正規バスに乗ってしまったのだけど。
闇バスで行く気満々だったのに、どこ間違えたんだろうねぇ。
後日ラサの宿で聞いたら、いろんなルートの人がいた。
成都→ラサ 飛行機(1600〜2500元)楽で早いから、大多数これ。
ゴルムド→ラサ 車チャーター(700元)とばして半日で着いたとか。
ゴルムド→ラサ 闇トラック+ヒッチハイク(約700元)
検問を恐れたのか途中で降ろされ、ヒッチで頑張って来たらしい。
ゴルムド→ラサ 自転車(?元)よくやったなぁと感心するばかり。
みんな意外とかかってしまったらしく、うちの値段ビックリされた。
あと、うちの友達も数週間前にラサに行ってたんだけど、
彼も数少ない中国人バスで行ってたツワモノ。しかも全部自力交渉で。
だから190元くらいかな?一番の格安値だと思うんだけどどうでしょう。
チケット買うときも怪しまれて押し通し、バスの途中でも何回も
「本当に中国人なんだろうな?」って念を押されたらしいですよ。
それでも「中国人だ」って押し切って。普通に辿り着いててすごいなー。

8/8昼。ゴルムド→ラサのバスに乗り込んで出発。
乗るとき身分証のチェックあったらどうしようって思うも、無かった。
きっと途中か最後のほうであるのかなーとかぐるぐる考えてた。
絶対そこでバレるよどうしようとか、どこ出身って言おうかとか悩んで。
天津出身ですって言いたいけど、少数民族が多い雲南出身ですって
言った方が、誤魔化しがきくかなって思ったけど雲南方言話せないし。
結局どこ出身かは聞かれなくて、考えるだけ無駄だったんだけどね。
寝台バスなんだけど、今回初めて靴を脱ぐタイプのバスだった。
やっぱり床に痰とかゴミとか撒き散らされるのが嫌なのかしら。
中国の寝台バスと言えば、強烈な臭さで有名(?)だけど、
今回は高地で気温が高くないから、そんな気にならなかった。

昼12時に出発して、昼過ぎ3時くらいに最初の食事休憩。
「これが最後の食事休憩になります」って言われたんだけど・・・。
ラサまで約24時間かかるのに、こんな中途半端なところでなんて。
しかも出発したばかりなのに、最後ってどうなのよとか思いつつ。
でもどうせ一人だから食べないし、私的には無いほうがいい。
バスの中で待ってたんだけど、ここの景色は最高だった。
すぐ真横に雪山があるのね。真横真横、きっとすぐに届きそう。
普通夏の雪山って、山の山頂が白くてそれが見える感じなんだけど
ここのは目の前、すぐ隣が雪なの。そんな高度が高いんだっ!!!
しかも天気がいいから太陽が反射して、雪がキラキラ光って眩しいくらい。
夏でこんなに日差しが強いのに、こんな近くで雪が見れるなんて。
しかもここだけじゃなくて遠くまでずっと続いてるんだよね。

日本人だってバレたらすぐにでも追い返されそうだから、
極力頑張ってた。ヒマワリの種食べながら編み物したり新聞読んだり。
途中「窓が開かないから手伝ってくれない?」とか
「寒いから前の窓閉めてもらっていいかな?」とか
「どこまで行くの?ラサ?」とか聞かれたときはドキドキものだった。
聞き取れなかったり発音違うと、怪しまれるんじゃないかと思って。
他にも軽い会話をしたけど、頑張って中国人を装いなんとかクリアした。
途中ずっと綺麗な景色が続いてて、写真撮ろうと思ったけど
いかにも観光客かなと思って撮るのやめた(用心しすぎ)

途中で窓から見えたご飯屋さんの看板に「臨夏」って書いてあって。
このバス実は、ラサに行かずに四川方面に向かってるのかもって思う。
バスのフロントガラスににも「○○→ラサ」って書いてあるんだけど
○○の部分がゴルムドじゃないのね、四川あたりの地方の名前で。
やばいーー乗り間違えたかも!って本気で思って、心配する。
他の人に聞いてみたいけど、下手に怪しまれてもいけないと思い
ラサに着くまで不安を抱えながら過ごしたのでした。
次回もまだ移動編、恐怖のトイレ休憩。



 
 
 
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