旅記18〜甘粛省・夏河編(前)〜「ここが本当のチベットかもしれない」 |
2004年09月24日(金) |
旅記18〜甘粛省・夏河編(前)〜「ここが本当のチベットかもしれない」
8/4。朝5時起きで、6時に若爾蓋→合作のバス出発。 なんとバスの中で西寧くん等に遭遇!!黄竜に続き二回目だよ、びっくり。 あれー車チャーターじゃなかったっけ?とか思いつつ。行き先も同じで。 というか、バスがなかなか出発しなくて。なんか揉めてるの。 長距離バスは指定席制だから、大抵前日に切符買うんだけど 座席番号23番の人が3人もいて(なぜー!)だから揉めてたみたい。 可哀想に、椅子も無く床にずっと座ってた人もたくさんいた。
いつもの如くバスが故障。 で、いつもの如く運転手さんが頑張って直します。 バスの下から「カーン、カーン」って打つ音聞こえてくる。。。 どんな古典的方法なんだよってツッコミ入れてたのにそれで直ってた。
合作についたらすぐにバス乗り換えて夏河へ。 成都を離れて以来、どの都市もマイナーすぎてガイドブック載ってないの。 とりあえず全国地図を見て、上の都市へ上の都市へって感じで旅してきた。 今思うとよく辿り着けたよなぁって感心してしまう(笑) 街の地図も持ってない所ばっかりだし、本当に手探り状態。 郎木寺(ランムースー)って所も良いよって聞いてたんだけど 場所がわかんなくていつの間にか通り過ぎてたみたい、残念。
夕方前に夏河に到着!!!若爾蓋から10時間くらいかかった。 ここまでの景色もすごく良かった。世界の車窓からっぽい(笑) オーストラリアのエアーズロックみたいな風景が続いてるの。 なんか、赤い岩肌や丘が見えるし。中国っぽくなかった。 夏河は他の人の「旅行人」デジカメで地図メモってたから、 旅人が多く宿泊してるらしい「ラプラン寺招待所」に行ってみる。 近いだろうと思って歩いていくと、すんごい遠くて疲れ果てた。 荷物重すぎるってば。歩いても歩いてもまだ先なんだもん。 やっと辿り着いた!と思ったらガラガラの宿泊所…(−− そんなんだったらバスターミナル前の所に泊まればよかったかもー。 旅人に出会いたかったから、ここまで歩いてきたのにさぁ。 シャワー無いけど10元という激安さだったから、良しとしよう!! ベットの硬さと布団の汚さも、気にしない気にしない。 名前の通りお寺が経営してるっぽくて、お坊さんが服務員だった。 日が暮れるまでにまだまだ時間があるから、散歩に行くことにした。 (中国広いのに北京時間で統一してるから、この辺はズレが出てくるのだ)
ここ夏河は四川省のチベットだから、すっかりチベット文化圏なの。 街を歩いてる人はチベタンとか地元民、赤い袈裟を着たお坊さんばかり。 ぶらぶらしてると、面白いもの発見。 お寺囲んで、ずらーーっと向こうの向こうまで続いてるマニ車があった。 「一周するには一時間以上かかる」とのこと。とりあえず挑戦してみる。 グルグル回しながら歩いていくんだけど、だんだん適当になっていく(^^; 地元のチベタン達が一生懸命回しながら歩いてるんだよね。 ちゃんと一個一個丁寧に回していってるのがすごいなって思った。 それがここのマニ車大きくて重いから、回すのすごい疲れてしまう。 いつまでたっても終わりが見えなくて、本当に長い長いマニ車だった。 一周するのは、ちゃんとしたら絶対2時間以上かかると思う。 さっと周るだけでも1時間はかかるな。ずっとマニマニしてた。
街が一望できる小高い丘があったので、そこに登る。 丘の上には中国人観光客とかお坊さんもいて、のんびり景色眺めてた。 確かに街が一望できる!!!素敵だった。こじんまりしてる街で。 お寺の周りとかチベタンの家は砂とか石で出来てる感じなの。 すごい異国情緒あふれてて、ラサよりもチベットっぽかったのは確か(笑) 旅を終えた今思うのが、夏河が本当のチベットだったのかもねってこと。 いや、何て言ったらいいか分かんないけど、人々がイメージしてる 「チベット」にかなり近いんじゃないかって思うんだ。 場所的にはチベット自治区の外側だけど、変わんないと思う。 丘を降りてぶらぶらしてると、黒豚がうろうろしてた。 うわー。可愛い!本当に色が黒かったから、じっくり観察してた。
夜はご飯食べて宿に戻ると暇ーー。 他の旅人いないし、宿に一人ぽつーんとしてる。 一人旅中はたまにこんな一人ぼっちの夜があって、寂しいんだよね。 他の旅人がいるときは、大抵おしゃべりしてあっという間なんだけど。 一人になるといろいろ考えて、考えすぎて孤独になってくるから駄目。 ひたすら日本に向けたポストカード書いたりして過ごしてた。 明日はラプラン寺観光だ!という訳で早めに就寝。 次回も夏河編。珍しい友達が出来ました(笑)
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