旅記10〜攀枝花・峨眉山移動編〜「時速120キロの恐怖タクシー」 |
2004年09月16日(木) |
旅記10〜攀枝花・峨眉山移動編〜「時速120キロの恐怖タクシー」
7/25、夕方。西寧くんと二人で麗江→攀枝花の深夜バスに乗り込む。 というのも彼は西寧に留学中で、中国人と新婚ほやほやな方なんですー。 チベットの民族衣装を身につけて、チベット帽子被ってる、日本人。 攀枝花に朝方着いて、そこから成都まで列車で行こうという予定。 だが、バスの運転手が頑張ったのか何なのか、早く着きすぎた。 「着いたぞー!駅ー!」なんて騒いでるから目が覚めて、 時計見たら、朝の3時くらいだった!!7時くらいに着いたんでいいのに。 バスの中でそのまま朝まで寝てる人もいたんだけど、 西寧くんの約束があり、列車の切符が取れないと困るので出発。 バスターミナルから列車の駅まではちょっと距離があるらしく。 そんな遠くないみたいだから、タクシーで行くことに。 「寝起きで頭が働いてないからぼったくられそうだ」なんて話してて(笑) 韓国人らしき女の子もタクシー探してたから、相乗りして。 タクシーのおじさんに「駅まで距離何キロあるの?」って聞いたのに 「12、3分で着くから。すぐだよ。さぁ、乗った乗った」なんて言われ。 そのくらいなら10〜20元だし、3人で割ると安いもんだし。 西寧くんが前回乗ったときも、そんな高くなかったらしいし。
乗り込むと同時に、スタート。 タクシーはありえないスピードで走り出したのでした。 まぁ深夜で他の車が少なかったし、道も広かったからもあるんだけど。 ぐんぐんスピードをあげ、気づけば時速100キロ超えてるし!!!(一般道) そして110キロになり、120キロになり・・・・。ありえん。 ひぇーーって、マジ事故りそうなヒヤっともあり、怖かった!!!! メーターがくるくると、見たことの無い速さで回っていくの。 こんな勢いでまわるメーターなんて見たこと無い。 嘘メーターかな?と一瞬思ったけど、この時速なら確かにありえる。 なんかバスターミナルの位置が新しくなって、前より遠くなったみたいで。 すんごい距離走ってるんだけど、まだまだ着かない(-_-; そして、やっと駅に到着した時には、メーターは60元を越えていた・・・。 ありえないありえない。今までタクシーで60元とか見たこと無い!! すんごいビビった。ひえーだよ。本当。お金払うまい!とおも思ったけど、 まぁ騙されたけど、確かに値段自体は正しいんだよね。
しかし列車の出発は8時くらいで、それまで暇なんだよね。 こんな早く着いても困る・・・。列車の切符は余裕で取れたんだけどね。 西寧くんは本当は硬臥(寝台)が良かったらしいんだけど、 うちはもちろん安い硬座(椅子)なので、合わせてもらっちゃった。 あと4時間以上も何しようかーって。待合室の椅子で話してた。 西寧くんは天津のうちの友達にそっくりで、顔とか性格も。 最初出会ったときはビックリしてしまった。珍しいタイプなのに似てて。
やっと朝が来て、列車に乗り込んで、今度は14時間の列車の旅。 西寧vs天津の話とか、楽しかった。「西寧はものすごい田舎!」らしく。 西寧はケンタッキーが一番高級な店の一つなんだってー。 日本の物がどれだけ手に入るか対決とか、物価はどっちが安いかとか、 方言はどうだとか。彼曰く、うちは北京近いのでアル化しすぎてるらしい。 なんか、ちょっとでも発音分かんないと「辞書引け!」って言われるから 彼と一緒にいる時期や、列車の中で学んだ事が多かった(笑) うちにとっては全然大丈夫だった14時間椅子、西寧くんはキツかったらしく。 しかも車内販売のカートに何度も足を踏まれ、「うりゃぁ!」って言ってた。
途中で峨眉山・楽山あたりを通ったとき、なかなか景色が良くて。 「ここで降りちゃおっか」って話にもなってしまった。 峨眉山は中国っぽい山で、山肌がすごくて、高くて、圧倒されるの。 窓からずっと見てた。世界遺産だし、登ってもよかったなーって少し思う。 そうしてるうちに、夜遅くやっと成都に到着。 しかし問題はこれからだったんだよなぁ。 次回は成都・宿探し編。
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