明け方、起きて玄関の外から階下を見たら 自分の車のウィンドに白いハートができてた。 よく見てみると それはダーの足の裏なのだった。 どうやら階下まで帰って来て、車で寝てしまっているらしい。 しょうがない人。
放っといてもいいけど 車で寝るのはひどく疲れるし意味ない睡眠になる気がしたので 下りていって 起こした。
ダーは「わ、なんで解ったの?…さすが…。。。」 と、ねぼけて言いながらヘロヘロと部屋へ戻り ぱたっ。と寝てしまった。
ふと玄関をみたら車の合鍵が転がっていた。 家の鍵がついてない、合鍵の方を持ってでてしまったらしい。 部屋に入れないから車で眠ったのか、 部屋へ上がる気力がないから 車で眠ってしまったのか定かではない。
目覚めたダーは自分の記憶がないのだった。
今日は寒くて涼しい。 長そでのシャツを着る。 昨日までの暑さが嘘のよう。
レタス半個を炒め、卵でとじてホワイトソースを乗せたトーストにトマトを乗せ、サンドイッチを作った。しめじも炒め入れるつもりだったのにすっかり忘れてた。なんていうか、ありあわせ野菜サンド。
ダーとふたりで観音山へ行き、廃虚と化した遊園地を背景に だだっ広くて静かなところで 空と緑を眺めながら遅めのランチ。
そのあと実家へ。 仏前で手を併せて 2回めのご挨拶。
お義父さまとお義母さまとダー4人で近所の中華料理店で食事をご馳走になる。 実家から徒歩3分くらいの所にあるお店で、 とてもダー家にとっては馴染み深いお店なのだった。
自分の幼少期の記憶も、 お義父様の青年時代の記憶も、 お祖父様の記憶も、 この土地とともに存在する。
紹興酒が入ったお義父様はとてもよく喋ってくれた。 ずっと前に「本家」に行った時の事、名字にまつわるエトセトラ、400年前まで遡る血族のルーツ、墓石の事、1代目が流れ着いた新天地で起業、この街の栄えていた時の事、お祖母様の家系の事、毎年 港の商人にだるまを贈る由来、家の前に路面電車が通っていた、初の男児・ダーが生まれた時の事… お話のどれをとっても 初めて聞くお話じゃなかったけれど、 聞いた事あるとかないとか そういう事はどうでもよいのだった。 お義父様が話したいと思って、言葉を発していて、 語り続けて欲しい事、伝えたい事がある、 そういうの 大事にしたいなあといつも思う。
何度でも、このお話たちを初めての気持ちで聞けたらいいなと思う。
帰って お茶を入れて4人で飲んで、 オリンピックを少し見て帰った。
今日は優しいいちにちだった。
毎年恒例のように 偶然だったり待ち合わせたりして 8月16日は必然的にハラムランランと大文字を見送っていたのに とうとう、 彼女と大文字を見ない今年を迎えてしまった。
…と、打ってこれを更新しようとしたら ハラムランランから大文字メールが届いた。
私たちは、繋がっているのだった。
泣きそうになった。 かみさま、やさしいまほうをありがとう。
ときどきは、あんな夏が冬が春が秋が 訪れてくれますように。
父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥
レイ
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