ALC ビル リフォーム -★-

 

 

ねことおやつ
   
 

2004年08月15日(日) ★ あたえるかじつ



明け方、起きて玄関の外から階下を見たら
自分の車のウィンドに白いハートができてた。
よく見てみると それはダーの足の裏なのだった。
どうやら階下まで帰って来て、車で寝てしまっているらしい。
しょうがない人。

放っといてもいいけど
車で寝るのはひどく疲れるし意味ない睡眠になる気がしたので
下りていって 起こした。

ダーは「わ、なんで解ったの?…さすが…。。。」
と、ねぼけて言いながらヘロヘロと部屋へ戻り ぱたっ。と寝てしまった。

ふと玄関をみたら車の合鍵が転がっていた。
家の鍵がついてない、合鍵の方を持ってでてしまったらしい。
部屋に入れないから車で眠ったのか、
部屋へ上がる気力がないから 車で眠ってしまったのか定かではない。


目覚めたダーは自分の記憶がないのだった。




今日は寒くて涼しい。
長そでのシャツを着る。
昨日までの暑さが嘘のよう。


レタス半個を炒め、卵でとじてホワイトソースを乗せたトーストにトマトを乗せ、サンドイッチを作った。しめじも炒め入れるつもりだったのにすっかり忘れてた。なんていうか、ありあわせ野菜サンド。

ダーとふたりで観音山へ行き、廃虚と化した遊園地を背景に
だだっ広くて静かなところで 空と緑を眺めながら遅めのランチ。



そのあと実家へ。
仏前で手を併せて 2回めのご挨拶。

お義父さまとお義母さまとダー4人で近所の中華料理店で食事をご馳走になる。
実家から徒歩3分くらいの所にあるお店で、
とてもダー家にとっては馴染み深いお店なのだった。

自分の幼少期の記憶も、
お義父様の青年時代の記憶も、
お祖父様の記憶も、
この土地とともに存在する。

紹興酒が入ったお義父様はとてもよく喋ってくれた。
ずっと前に「本家」に行った時の事、名字にまつわるエトセトラ、400年前まで遡る血族のルーツ、墓石の事、1代目が流れ着いた新天地で起業、この街の栄えていた時の事、お祖母様の家系の事、毎年 港の商人にだるまを贈る由来、家の前に路面電車が通っていた、初の男児・ダーが生まれた時の事…
お話のどれをとっても 初めて聞くお話じゃなかったけれど、
聞いた事あるとかないとか そういう事はどうでもよいのだった。
お義父様が話したいと思って、言葉を発していて、
語り続けて欲しい事、伝えたい事がある、
そういうの 大事にしたいなあといつも思う。

何度でも、このお話たちを初めての気持ちで聞けたらいいなと思う。




帰って お茶を入れて4人で飲んで、
オリンピックを少し見て帰った。


   今日は優しいいちにちだった。






毎年恒例のように 偶然だったり待ち合わせたりして
8月16日は必然的にハラムランランと大文字を見送っていたのに
とうとう、
彼女と大文字を見ない今年を迎えてしまった。

…と、打ってこれを更新しようとしたら
ハラムランランから大文字メールが届いた。

私たちは、繋がっているのだった。

泣きそうになった。
かみさま、やさしいまほうをありがとう。







       ときどきは、あんな夏が冬が春が秋が 訪れてくれますように。



父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥

レイ 

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