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ねことおやつ
   
 

2004年05月01日(土) ★ 浦島タローミスタードーナツ40個買う

10:00、ホテルをチェックアウトしたあと、
私の中で ダーをつれて寄るべきところがあった。
今回、ダーと九州へ来た目的とは
ここへ連れて寄ることだったと言っても過言ではない。



ミスタードーナツ40個買った。
人生で、こんなに沢山のドーナツを買う事もそうそうないと思う。

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「レイですこんにちは。」


「…!いやーん、レイちゃん!!!」

  そのひとは、私の顔を見て、最初驚いて、
  それから 泣き出してしまった。

私はダーを紹介して、結婚の予定はないと謙遜して言うと目をキラキラさせて「幸せにしてあげて!」とダーに言った。それは社交辞令とかじゃなくて、ほんものの言葉だった。
そのひとは、心から私のことを願ってくれて、私と会った事を感激して泣いてくれた。

 この人は、私の 母 だった。










そこを出て、ダーの運転で伊万里へ向かう。
午後をのりちゃんと約束したので。

道中、泣いてくれたひとの事を想って、私も泣いた。


ただただ、私のことを涙してくれる人がいるなんて、
なんて幸せな事なのだろう と思って、泣いた。



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夕方、佐賀市内に戻る。
ママが親戚のお家へ行く事を勝手に約束してしまって(私は明日高速を走るから、できるだけ休みたかった。)ダーと3人で親戚のお家へ行った。
その親戚の家には恭子ちゃんという私と同じ年の女の子とダーと同じ年の弟がいて、ちょうど今日帰って来ていた。2人とも結婚してて、ふたりのガキンチョがワガモノ顔で遊んでいた。

←恭子Jr。「いや」と言っている。

私と恭子ちゃんがやっと歩き出した頃のアルバムを見せてもらった。
初めて見る写真ばかりだった。私達が並んで写っている写真が沢山ある。
たいてい私は信じられないくらい不安定な顔をしていて、
恭子ちゃんは今と変わらずマイペースなぽわぁんとした顔をしていた。

まるで、ここを這う(まだハイハイしている)2人のふたりのガキンチョのように、私達が大人たちの主役だった頃があったのだなあ…なんて思った。

私と恭子ちゃんは小学校の頃までは、とっても仲がよかった。
中学高校と、いろいろ私の周りがバタバタして連絡も途切れてしまった。
思春期を共にしないと、
互いの感覚が合わない感じになってきてなぜか少しよそよそしくなる。

私は恭子ちゃんが大好きだった。
たぶん、親友で姉妹で悪友のようなものだったのだろうと思う。
アルバム見て、私は恭子ちゃんの事をちょっと思い出した気持ちになった。
昔から知ってるのだけど、新しく好きな女の子が現れた・そんな感覚になった。

これからもよろしくという気持ちになった。
久しぶりに初まった?友交だけど たぶん、つきあいは長くなるね。




ダーは、
恭子ちゃんの弟と、
恭子ちゃんの旦那さんと 焼き海苔を肴に飲みはじめた。
ダーはすっかり『新しく加わった親族』の扱いだった。
「ちょっと!!まだこの人“彼氏”なんだから馴れ馴れしくしないでよね!」
と、私は言ったが、ずいぶん馴染んでた。
なんか、とっても歓迎されて仲良くなってるみたいだから、
それは、それで それはそれはとてもいい事なのだけど。


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「レイちゃんを幸せにして!」
と、ダーは恭子ちゃんのママからも言われた。

母が願う幸せってどうして「結婚」なのでしょうか。
結婚すれば幸せになる、なんて安易すぎないだろうか なんて思うのです。


私は、今のままでも充分すぎる程 しあわせなのです。
ダーに感謝したいくらい、幸せなのです。

だけども、どんな形であれ
私の事を願ってくださるひとがいるなんて
ほんとうにありがとう。

いま とっても、しあわせです。



父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥

レイ 

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