2004年04月21日(水) |
★ どんなこわい思いをしても大丈夫、ここがある |
また、鮮明な夢を見た。 朝が来て 夢の痕跡が残る事はなかなない筈なのだけど。
カントリー風の建物の中で、私は女の子と作業をしていた。 アパレル関係によくあるような大きな段ボールを挟んで座って その太った女の子と話をしながら手作業をしては、完了したものを段ボールへ入れていく。
私は人の醜さが嫌いだ、夢の中でもそうだった。 隣にいる女の子の 怠惰の塊のような球体の体と、それに宿った根性が大嫌いだった。 私はデブ子ちゃんに優しくできなくて、デブ子ちゃんは毎度のようにつっかかったような発言を続けていた。とうとう私は怒った。カッとなって、デブ子ちゃんをひょいと持ち上げ箱の中に押し込んだ。 箱は床においてある筈なのに底が見えなくて、どこまでも無限の穴が開いていた。デブ子ちゃんはそこにすっぽりと入ったのだけど、キャベツみたいなまるい体がつっかえて落ちてくれなかった。
デブ子ちゃんは、負け犬の遠ぼえみたいな事を箱の中から言った。 私は、さらに怒った。 怒って、部屋中の なにか小物や電化製品や、そういうものをデブ子ちゃんの上にいっぱいつめこんだ。そして押し込んだ。ぎゅうぎゅうと押した。 すると急に押す感覚が ふっ と軽くなって、デブ子ちゃんの声も聞こえなくなった。
デブ子ちゃんは箱の中へ落ちてしまった。 私は押し込む感覚がなくなった瞬間 我にかえりデブ子ちゃんを殺してしまった自分を恐ろしく思った。
そこへEJがどこかから帰って来た。デブ子ちゃんがいなくて私が一人なのを見て《また喧嘩したんだな》と思ったらしく 気をきかせてどこかへ消えた。その家には仲間と思う人々が沢山いて、おのおのの何かをやっている雰囲気があった。私はすぐにその家から逃げた。
次の日、電器屋のテレビでニュースを見た。 デブ子ちゃんが箱の中から発見された というものだった。私はふるえあがった。 知り合いの美容師君(現実の世界では存在しない人)が犯人と報道されていた。 ニュースの内容はこうだった。美容師君の部屋に、そのデブ子ちゃん段ボールがあった。美容師君の彼女がなんだろうと中をあけた。女の入った段ボールに彼女は怒った。最初はウワキ!?とかって、ケンカしたのだが 警察に通報。…その部屋である持ち主の美容師君が犯人として逮捕された。…というものだった。
とても早く死体が発見されてしまった。と、思ったあとに思い出した。 あの、作業をしていた家にはデブ子ちゃんの黒い車がきっとまだ停まっているだろう。それが発見されるとどうなるんだろう…移動しなくちゃ、でも「現場」に戻ると犯人だとバレてしまう気もする。と、おろおろした。
さらに私は、自分が殺したのに 友だちが逮捕されてしまった事、彼を救うか自分は逃げるか…とか、人を殺してしまった事の感触の悪さに ひどく恐ろしくなった。
ああ、なんてこと。
と、ぐるぐると考えていたら 目覚ましが鳴って目が覚めた。 ダーの後頭部が最初に見えて私は ほっ とした。 何処かから帰って来た感じがして、あーよかった、あーよかった、という思いでいっぱいになった。 夢の中の世界は 明るくかわいくて、自然を基調にした雑貨やインテリアで囲まれていたのに、その中でうずまく自分の思い。
人を殺してしまうほどの自分の感情の高ぶりと、あの感触の悪さ。
ほんとうに、恐い夢だった。
ダーは 自分は出てこなかったのか尋ねた。 ダーの出演はなかった。 でも、あの場所にいたらきっと私を助けてくれたかな。 殺人の片付けも手伝ってくれちゃうかもしれない。なんて思う。 でもきっと ダーの役割は、目が覚めた私の隣にいてくれる事だろう。
どんなこわい夢を見ても、目がさめれば大丈夫、ここがあるから。 なんて 急に思った。
今朝は ぬけるような 晴れた空だった。
父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥
レイ
My追加
↑My追加大歓迎です ・あなたの日々を熱烈熟読してますです。サンキウです。
★
【ご協力できませんか】千明美咲さんの命をすくう ★
|