ALC ビル リフォーム -★-

 

 

ねことおやつ
   
 

2004年01月10日(土) ★ 恒夫とジョゼ 

あなたのたいようになったわたしは
あなたを だめにしてはいないか



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その人のお父さんは、車とバイクと釣りが好きだった。本当にソレしかない人だった。
未熟児だったその人が赤ちゃんの頃、これは危ないから病院へ って時も、
「じゃ、よろしく」と釣りに出掛けてしまった。
そんな風な感じで、お母さんはいつもいつもひとりだった。


      ある日、お母さんが突然居なくなった。
      そして帰ってこなかった。

お父さんは2ヵ月間会社を休み、子供を連れまわってお母さんを探した。
何処にも居なかった。
「どうして連れまわったのかな、実家に預けるとかできたんじゃない?」
と問うと うんお婆ちゃんもイイお婆ちゃんでね、良くしてくれたんだよ
と、その人が言った。

ある日 やっと、お母さんに辿り着いた。


      お母さんは、今の彼氏の所にいた。

      もう、帰ってこなかった。


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その人の目は、潤んでいて、
目をそらすと 大事な何かを見落としてしまいそうな気がした。


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午後、メール貰った。澄んで晴れた群馬、車内は暖かい。
ぬくぬくとして、その人の事をなんとなく想った。

ほんとうのきれいなひとは 汚れない。
例えば世界中が汚染されてしまっても、
きれいなひとは たぶん きれいなのだ。

 ああ 彼女はきれいだな と思った。







ふぅちゃんと遊んだ。
上品でくだけた店構えの串焼き屋へ行って食事をして、
いわゆるショットバーに行って話した。

夜遊びらしい夜遊び、店から店にはしご。
こんなのひさしぶり。


そんな遊びをしてた自分を思い出す。
数年前の数ヵ月間、光を求める蛾のように木屋町を飲み歩いた頃があった。
暗くて汚い世界は楽しい。夜の灯りは甘いお酒が美味しい。
でもある時、新しく大好きな友達に出会って、世界が変わってきた。
見た瞬間 好きになって、急に夜の街が必要なくなった。
私は彼女とお陽さまの下を歩くようになった。

ちょうどその頃、色々恋愛沙汰が周囲で起こって 私は夜の集いに参加しなくなった。
木屋町は散歩でひょこひょこ歩いても、
その街に楽しさ混じりのお酒を求めて歩くような事はなくなった。
それ以来。それきり。

その時は そう感じなかったけど、
あの時の私は何かに飢えていた。寂しかった。
大事なものを失った時だったから。



ヒマを見つけてはこうして夜を歩いてるの、と言う ふぅちゃんは、
寂しいのかも知れない と思った。
「うちにも遊びにおいでね」と私は言った。


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   まえ、ニュースプラスワンの特集で、
   金儲けの為に 今流行のMIX犬を作ってる悪徳ブリーダが
   特集されていたらしい。

   奇形のワンコらとか産まれるんだよ、
   6匹産まれて1匹しか犬の形してないとかあるんだって。
   そんなの…、

と、話すふぅちゃんの目は涙でいっぱいだった。
ああこのひとってば好きだ。と思った。


私が彼女をみた瞬間 感じた彼女のきれいさは、
こんな所だろうと思った。

彼氏がずっといなくて飲み友達に甘んじてしまう かわいい彼女の、そんなところを 好きになってくれる人がいるといいな、と思った。いま好きな人がそんな所を好きになってくれると尚ヨシだ。

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私は、ひとをすごく選ぶのだ、だから友達が少ない
ダーは誰とでもどんな人とでも楽しく遊ぶ だから遊ぶ友達が尽きない

慎重に選んでいる訳じゃない。ただ直感ピピピな人がいないだけなのだ。
ダーは友達を作れつくれとプレッシャーをかける。
私は今の所 とくに必要としていないし
こんな風に気がむけば出掛けて行くし

そんな訳で、ご心配なく。
でも、ありがとね。



父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥

レイ 

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