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2006年04月12日(水) |
奇跡は起きなかったね |
昨年末、大阪公演で「奇跡が起きますように…」とか言って、『UPPER FLOWER』を演奏したんだよね。 ツアー中、ずっと聴きたかったけど聴けなくて、私が行かなかった大阪公演でやったんだよね。
哀しいけど、奇跡は起きなかったよ。
PIERROTが解散することになりました。
夕方、終業とほぼ同時刻に子小人さんからメールが来て、携帯から公式サイトを見ました。 キリトからのコメントがありました。 思いのほか、冷静に、そして素直に受け止めています。 ショックはショックだし、哀しいとは思うけど、取り乱して泣き喚いたりすることもなく、気持ちの整理をつけています。
ただ、ドロンジョ様に報告した時にだけ、涙と感情が少しだけ溢れ出たけれど。
年始のライブであった「一生モンの覚悟」を聞いて、嬉しかったけど基本的に信用はしてなかったんですね。 「存在」にかかる「絶対」はありえないと思っているから。
そして、先日届いた会報の各メンバーのコメントを見て、釈然としないものがあって。 だからやっぱり、解散の知らせを聞いても冷静でいられたのかもしれません。
あのコメントの出し方や、コメントの内容などに対して、思うところが全くないわけではないけれど、きっとあれは真実なのでしょう。 100%ではなく、あれでもまだ多少はオブラートに包んでいるのだろうけど、ちゃんと言葉を選んで綴ってくれたのでしょう。 「音楽性の方向性の違い」とか、そんなありきたりで曖昧な言葉ではなかったことがありがたかったです。
私の中で、PIERROTは1番の存在ではないけれど、最大の存在であったことは否定できません。
PIERROTをきっかけに出来た友人はそれこそ数多く、特に、特別な絆で繋がったYちゃん、大親友(と私は思ってる)のぼやっきーと子小人さんに出会えたのは、PIERROTのおかげです。 遠方にまで出かけてライブを観て、旅先で観光も楽しんで、体力の限界に挑むかのような強行スケジュールであちこち飛び廻る。 そんなことが出来たのも、そうしてまでも観たいと思ったのも、彼女達が一緒だったから。 そして、そんなバンドはPIERROTだけでした。
そして、PIERROTをきっかけに自分の中の世界も広がりました。 演劇の世界に足を踏み入れたのも、元を辿ればPIERROTのおかげです。
価値観も、考え方も、物の捕らえ方も影響されている部分は多く、今の私を形成した多くの要因はPIERROTにあるといっても過言ではありません。
PIERROTを通じて得たものの代わりに捨てざるを得なかったものもあって、時には余計なものを背負わざるを得なくなったこともあって。 だけど、その全てのモノと、全ての出来事と、全ての人が、私の大切な財産となりました。
だから、哀しい気持ちより、感謝の気持ちが大きく、そして。
可愛さあまって憎さ百倍。
今の心境では、ソロの音源が出ても聞く気になれません。 PIERROTの音源でさえ、聴く気になれないのが正直なところです。
自分で思っている以上のショックを受けているのかもしれませんね。
2005年04月12日(火) たすけてミスター! 2004年04月12日(月) 日頃の行い 2003年04月12日(土) 疾走 2002年04月12日(金) どろろろろ〜ん…
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