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2004年10月05日(火) |
夢を叶えるという事は |
すごく大変なんだけど、すごく感動的だということ。 それを、あの日、あの場所で、密かに体験していた子がいたということを、今日しった。
7月に行われた、Gacktの横浜アリーナのライブDVDを買ってきたんです。 とっくに発売日は過ぎていたんだけどさ。
発売してたの知らなかったよ。
彼らがライブで着てた衣装のうちの1つはGIVENCHYなんだって。 お金持ってるトコは違うね(黙っとけ)
それはさておき。 その中に、とある特典映像が入っているんですね。 それは、Gの作品が4ヶ月連続だったっけ?だか発売した時の企画で、全アイテム購入特典で、『Gacktがあなたの夢を何でも叶えます』的なもの。 アキラは、そういうのは全く興味がなかったし、そもそも全アイテムを買っていないので、応募すらしてないし、その企画自体を忘れていたんですがね。
お店でジャケットを見て、その映像が収められていることを知って、すっごく心配したんですよね。 なんか…イヤな予感というか…。 痛い映像だったらやだなー、みたいな。
でも、とりあえず見てみたんですよ。 始まって10分くらいで、すっごく真面目な企画だったのね、と思い知ることになりました。
願い事は、当選者がGのステージでダンサーに混じって踊ること。 もちろん、そのために1週間のレッスンも受けるし、ダンサーとG本人によるチェック(ステージに上げられるか否か)も受けるし、そこで合格してようやくステージに立てるわけなんだけど。
まさか、自分が見たあのステージに、このド素人のお嬢さんが立って踊っていたとは露ほども知らず。 でもね、すごく頑張ってたんだよ。 一番最初も最初は、すごく考えも甘くて、軽い気持ちでいることがモニター越しでもよく解ったんだよ。 だからね、「あー痛い映像を買ってしまった…」とか思ったりもしたんだよね。
でも、レッスンに入った時から本番当日の朝まで、ダンサー達にしごかれて、怒鳴られて、それでも喰いついていった彼女の根性は素晴らしいと思ったし、その努力は賞賛に値すると思った。
今時の若い子らしく、挨拶も知らないし、礼儀も「どうなの?」ってところもあったし、気を使うってことが出来なかったけど、みるみる表情が変わっていったんだよね。 逞しく、かっこいい表情になっていったんだよね。 本気になれば短時間でも人間て変われるものなんだね。
あの日、あの大舞台で夢を叶えた彼女は、終演後にダンサーやG本人からプレゼントをもらっていたけど、そういう物理的なものではなくて、他の何ものにも替えられない素晴らしい宝物をたくさんもらっていた。 努力の結果手に入れた、たくさんのものをかかえて帰っていった彼女の泣き笑いの顔は、1週間前のそれとは全然違う、誇らしいものでした。
彼女には、その1週間を体験する前に戻ることなく、更なる成長をしてほしいな。 きっと、絶対、スゴイ女性になれると思う。
あれは、Gの映像というよりは、彼女の成長の記録だよね。 YOSHに「将来の夢は?」と訊かれて、あの時は答えられなかった彼女が、きちんと将来の夢を見つけて、それに向かって進んでいけるように、他人事だけどつい願ってしまうような、そんな映像でした。
…ということは、当然舞台裏も垣間見ることが出来たわけで。 道化師バンドの現場もきっついけど、Gの現場もキツイキツイ(苦笑) そういうのは、ライブとかを見れば大体解るものだけど、実際に見て「あ、やっぱキッツイ」みたいな。 Gってば容赦ないんだもん、相手が誰であろうと。
でも、それくらい本気でないと困る。 だって、こっちは本気で観に行っているんだもの。 カテゴリとしてはライブは「娯楽」なんだと思う。 でも、1回のライブにかかわる多くの人の「本気」がステージから放たれて、それを受け止めるには、客もやっぱり「本気」でかかるしかないのだから。 そうじゃなきゃ、楽しくないし、おもしろくない。 おもしろくなきゃ、「娯楽」にならない。
自分が好きなものを創る人が、あれだけ本気でいるっていうのは、凄く嬉しい。 それに応えられるように、自分もまた、常に本気でありたい。
Gが、ホラ吹いたり、かっこつけて微妙なこと言ったり、やめときゃいいのに映画出ちゃったり、そんな胡散臭い男であっても(刺されるゾ)、彼が、誰かに感動を与えるために人並みならぬ努力をする人だということはちゃんと解ってます。 この企画映像が最終的に、彼女だけでなく、多くの人の「本気」の源になるといいね。
2003年10月05日(日) 寝だめ 2002年10月05日(土) 生おすぎ
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