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2004年08月08日(日) 納得がいかない結果

母校の吹奏楽コンクールを観に、めちゃくちゃ早起きをして家を出ました。
電車でいつの間にか気を失うように寝ていたよ…。
Iちゃん改めK川夫人のメールが超グッドタイミングで入ってこなければ、しっかりと寝過ごして異国の地まで運ばれていたでしょう…おぉ…(震)

先日の予選大会を1位通過し、今日の本線を勝ち抜けば東関東大会へ出場です。
昨年のコンクールではその更に上、東日本大会まで行った功績があるだけに、今年も!とどうしても期待が募るものです。
でも、そんなことは本当は後からついてくるもので、皆にはその時の自分の力を思う存分発揮して、楽しく演奏して欲しいです。

10時から開演で、母校は5番目。
アキラ達が会場に着いた頃には、3番目の演奏が始まっていたので、それはロビーに同時放映されているモニターで見まして。
で、4番目からホールに入って見てました。
いよいよ5番目、我が母校です。

顧問の先生は、4月で他校へ異動になったのですが、なんやかんやあって、この大会までは指揮を取ることになったのだそうです。
昨年の夏のコンクール、今年の頭の演奏会、来るたびにどんどん上手くなっていて、一番最初のアタックの音のその一瞬で驚かされるんです。
お世辞でもなく、贔屓でもなく。
母校とはいえ、もう3回り位違う世代の子達ですもの。
建前並べてもねぇ…。
それに、本当に大事なものならむしろ遠慮せずに、厳しい意見だって言います。
それでもホントに素晴らしい演奏だったと思うのです。
また一段と上手くなって…コノぅ☆みたいな(誰)
昨年よりもずっとずっと上手かったよ!

演奏が終わって、会場の外に出てくる後輩と先生を迎えに一旦会場を退出。
やりきった感で清々しい顔で出てきたみんなを見て、こっちまで嬉しくなっちゃいました。
確かな手応えがあるってこういうことなんだね!

普段お世話になっている業者の方や、吹奏楽団体の理事関係をされている方々が、次々に先生の元へ訪れて「代表は確実ですよ!素晴らしい!」と、賞賛の声をこれでもか!ってくらい浴びたんだって!
すごいよ!!!
少なくとも、うちらが知ってる業者の人やこの業界の人って、滅多に自分から進んで挨拶に来ません。
賞賛の声なんて論外です。
すれ違い様に社交辞令を言うことはあるだろうけど。
それが、わざわざ忙しい合い間を縫って挨拶に来てくれたんだもの。
そして賞賛の言葉が出てきたら、それは本物ってことなんです。
うわー、嬉しいね!!

みんなは楽器の片付けもあるので、少しだけ話した後、アキラ達は再びホールの中へ。
後半の5校くらい聴いて、午前の部は終了です。
午前と午後ではクラスが違うので、午前は午前でとりあえず結果発表をするとか。
でも、その発表を昼休み中にやるってどうなのよ…(-.-;)
軽く蔑ろにされてないか?
午後のクラスより格下だからってそりゃねーぜ。

そんなもんだから昼休みも外に出られず。
他に来ていたOGの子達は、演奏を聴いて確かな手応えを感じ、安心して帰ったりしてたんですよね。
アキラ達は、一応聴いて、おめでとうを言ってからランチでも食べて帰ろうか、という段取りだったんですけどねー…。

13時頃になって、ようやく発表。
表彰式は夕方に2クラスまとめてやるので、発表のみです。
県代表は14校中9校です。
贔屓なし、建前なし、欲目なし、で、9位以内には軽く入れる演奏でした。
トップ通過だって夢じゃない出来でした。
なのに。

なんと、落選。

代表校に選ばれた子達の歓声で聞こえなかっただけなのかと思ったよ。
唖然としたし、しばらく放心状態だった。
なんで?なんで??
名指しして言ったりはしないけど、あの学校より、この学校より、あの子達の演奏の方がずっとよかったのに。

後輩たちはもちろん、先生も、親御さんも、業者の方も、みんな唖然としてた。
アキラ達だって。

納得いかないよ。
だって、後半の学校なんていっぱいミスして、音も荒くて、演奏ガタガタだったとこもあったのに、なんでそこが行けてうちはダメなの?

このコンクール、大概にして早い時間の学校は点数を取れにくい(最初のうちは点数をタイトにつけられる。時間が経つにつれて採点が甘くなる)傾向があること、審査員の趣味思考に大きく左右される傾向があることが、不服と言うか、苦情の絶えない事項でもありました。
その傾向によって正当に審査されていないことがはっきりと解る結果でした。
落選した5校のうち、4校は朝の早い時間に審査されていて、その落選した学校の中には、うちと同様、代表に選ばれることが誰にも認められているような実力を持った学校が含まれていました。
この結果には、学校関係者だけではなく、他校の生徒も驚かれていました。
中学校の部や他のクラスの部でも、十分な実力を持った学校が、軒並み落選という情報もありました。
それで審査員を確認してみたら、審査員の人選も明らかにおかしい。
音大の教授はまだわかる。
でも、高校の現役顧問とか、短大の指導者とか、すごく狭い世界にいるような人を審査員にするのはどうなのでしょうか。
そして、曲の好みだけで表現力や技術力のポイントを下げるというのはどうなんでしょうか。

審査員の趣味思考がどうだとか、早い時間の審査は遅い時間のものより不利だとか、そういうのを置いといても、あまりに納得の行かない結果でした。
最後に評価シートをもらえるので、夕方まで先生と一緒にいて、それを見せてもらいました。
表彰式でもらうのですが、先生が怒り心頭の表情でアキラ達のところへ戻ってきました。
なんでも、予選の時と採点方法が変わっている、とのこと。

採点方法は、基本的に予選と本線では同一方式を取るのが常でした。
採点方式は、県大会レベルまでは100点満点、関東大会以上は10点満点。
で、10点方式の場合には、最高点と最低点を省いて計算することとなっています。
そして、採点方式は通常と違う場合は、事前に通知しておくことが鉄則に近い常識です。
今回はそれが一切なく、そして最高点と最低点の削除もありませんでした。
採点方式は違うとどういう影響があるのか、とかはここでは説明を割愛させていただきますが、この非常識とも取れる審査方法によって、母校だけではなく、確実視されていた学校がことごとく切られたのです。

人が演奏するものを評価するのもまた人。
そこに多少の偏りが生まれてしまうのは仕方がありません。
でも、今日ほど偏りが酷かった年があっただろうか。

…と、まぁ、他にもいろいろ不服はあるのですがこれくらいにして。
(説明が下手だし、アキラ自身も今怒り心頭なので上手くかけてなくてわけわかんないでしょ、ゴメンネ)


下されてしまった結果は覆されることは無く、ただそれを現実のものとして受け止めるしかないのが、非常に悔しくやりきれないところです。
誰よりも、何よりも、頑張った本人達が一番可哀相だし、彼女らが一番納得がいかないでしょう。

でも、今日の演奏を聴いた人みんなが、アナタ達がどれだけ素晴らしい演奏をしたかちゃんと知ってる。
みんな、ちゃんとわかってるから。
だから、自分達を誇りなさい。
胸を張って、次の一歩を踏み出しなさい。
アキラは、今日のアナタ達を、心の底から素晴らしいと思うし、そんな後輩を持てたことを誇りに思うよ。

「今日の演奏であんな納得の出来ない評価を下されると今後どうしたらいいか迷う」と言った先生。
学校の関係者だけじゃなく、他校の先生や生徒にまで納得されていないこの状況は、励みにはなりませんか?
先生は迷うことはありません。
今後、どこで指揮を振ろうとも、迷う必要はありません。
だから、先生もまた、自分自身を誇りに思ってください。





先生、大丈夫かな…。
あんなに怒っている姿は、もう10年ほどの付き合いになるけど初めて見ました。
これならまだ、制限時間(5分)オーバーで失格です、とか言われた方がよかったよ。。。

帰りに、実家に寄って夕飯を食べるも、駅まで迎えに来てもらった車の中でもう愚痴トーク炸裂(苦笑)
かーちゃんゴメン。

福島の兄から送られた桃のお裾分けと、お中元でもらったらしいそうめんやらうどんやらのお裾分けと、青森の母方の実家から送られた林檎ジュースのお裾分けをもらって帰宅。
今週の夕飯は毎晩冷麦かな(笑)


ああぁぁぁぁぁぁ………こんな納得行かないの、仕事でもなかなか無ぇよ………。


2003年08月08日(金) 朝焼け
2002年08月08日(木) 小さなアイドル


柏木 暁 |MAILHomePage

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