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2004年01月14日(水) |
The Way of the Warrior |
『ラストサムライ』観て来ました!
映画がレディースデーなのでお安くなるし、公開から日も経ったし、そろそろ落ち着いてきたかしら、と。 例のごとく(?)昨日のうちにぼやっきーをナンパしたら、今朝「行く気になってきました」というお返事が。 わーい!(笑)
有楽町マリオンで見ることになったんですね。 で、アキラの会社の方が近いので、先に行って待ってることに。 途中、コンビニに寄って食糧を調達、時間つぶしも兼ねて、並んでいる間におにぎりとかをパクついてました。 ぼやっきーが来るか否かに関らず、今日は来る気マンマンだったので、並ぶ気もマンマン(笑) 30分以上並んだことになるのですが苦じゃなかったです。
遅れて来たぼやっきー曰く、列は大変なことになっていたらしいです。 前の回が上映中のうちは、チケット切ってホールに入って、ドア付近に並べたんですけど、終わる頃には、前の回と次の回がごっちゃにならないように、ホール内には入れずにロビーに並ばせていたらしいのね。 アキラは、普段は指定席の2階席が、今回は自由席になっていたのでそっちに並んだのね。 だから1階席の列とか、外の様子はさっぱりわからなかったのですよ。 有楽町マリオンて、高層ビルの上の階に映画館があって、並ぶ時って階段とかにも並ばせるんだけど、下の階のロビーにまで並ばせていたらしい。 ぼ「列がうねってた」 うへー! 早く来ててよかったよ…。
ぼやっきーが到着する前のメールで、 ア「2階席でもいい?」 ぼ「最前じゃなきゃどこでもいいよ」 ア「『最前』てあたりがバンギャっぽいよね(笑)」 という会話をしていたんですが、 ぼ「席着いたらどのへんか教えてー」 ア「気がついたら下手にいたので上手に移動(笑)いや、上手の方が空いてたんだよ」 『上手』『下手』言う辺りもバンギャっぽい(苦笑)
さて、映画そのものですが…。 出来るだけ内容には触れないように…。
時代劇とか、仁侠映画をいっぱい観ているわけじゃないのでアレなんですが、殺陣のシーンがホンットにすごい。 呼吸を忘れて見入ってしまいました。 そしてね、気がつくと眉間に皺が寄ってる(苦笑)
でもね、コミカルというか、ユーモアのあるシーンもあるんだよ。 張り詰めた緊張感が続く中で、それを断ち切るっていうんじゃなくて「ちょっと肩の力抜きましょうよ」的にふっ…と来る。 決して弛むことなく次のシーンへ。 見事だよ。
鎧兜はやっぱり日本人が一番よく似合いますね。 トム・クルーズの袴姿は、それほど悪くは無かったですが、やっぱり日本人の衣装だなぁ、と。
アキラね、渡辺謙すごく好きなんですが、今日惚れ直しました。 大河ドラマも、彼が演じた『独眼竜正宗』だけはきっちり欠かさず見てたんだよね。 当時、仙台に住んでいたのもあって、家族でこぞって見てたんだけどさ、かっこよかったんだよねー。 今日、彼の武士姿を見て惚れ直したね。
…とまぁ、外見的なことにも触れて、観終わっての感想ですが。
すごいです。 素晴らしい映画でした。 セットとか衣装とかアクションとか、そういうのももちろん素晴らしい。 けど、映画から伝わってくるというか迫ってくるものが、ものすごいエネルギーをもって否応無く押し寄せてくる、といいましょうか。 放つ空気に圧倒されました。 観終わって、しばらく放心状態(昨日に続いてまたか、とか言うなよ) ホントにねぇ、何も喋れなかったです。 感動…というのも違うんだよな、なんだろ、言葉がない。見つからない。 何?なんなの?何をどう言えばいいの!?(キレんな)
「言葉」とはなんて不便なものだろう、と思うくらい、何を言えばいいか解らない。 今まで観た映画なら、「あのシーンがどうだった」とか「あそこがかっこよかった」とか、すぐにでもポンポン出てくるのにな。 何も喋れないってことがホントにあるんだなー…。
きっと、男性と女性とでは、着眼点とか、1つのシーンの受け止め方とか、受ける衝撃度とか、いろいろと違うんだろうなぁ、と思います。 そして、日本人と外国人とでも、違う見方をするんだろうなぁ、と。
途中、何度か涙ぐんで「あらヤダ最近ホントに涙もろいワ」とか思ったりもしたんだけど、勝手に出てくるんだよ(苦笑)
あぁ、ちょっとネタバレ。 途中、敵襲を受けた勝元陣営。 そこで、勝元の妹・たかと2人の息子が、オールグレンに守られながら家屋内に避難するのね。 で、オールグレンが応戦するも敵に押されてて動けなくなるの。 どんどん増えて襲ってくる敵に、たかと2人の息子が「どうしよう、どうしよう」ってなってる時に、上のお兄ちゃんが、果敢にも隣の部屋に走って、飾ってある亡き父の刀を取って敵に応戦する、というシーンがあるのね。 年端も行かない小さいお兄ちゃん(10歳くらいかな?)が、剣術の腕はまだまだ未熟だというのに、「大切なものを守るんだ!」「絶対に諦めない!」という強い想いをもって勇敢に戦う姿に、小さくして立派に武士だよ、と感動。
これはね、こういう話で、こんなシーンがあって、こういうセリフを言っていて、とかっていう説明をしたところで何も伝えられないと思う。 むしろ何も言いたくないかも(苦笑)
久々にパンフレット買っちゃいました<なかなか凝った作りだよ。 インタビュー内容とか、あとでじっくり堪能しよv
ぶっちゃけ言うと、一番最初にこの映画の企画が報道された時、すごーく三流映画になってしまいそうな予感がしてたんですよね(苦笑) で、公開間近になって、CSの番組で、アメリカで行われた試写会だったかな?の時の様子を見て。 スタッフや俳優陣の表情がまずよかったし、評価も高いし。 渡辺謙なんて、アカデミー賞助演男優賞ノミネートされたんだっけ? そこまでのものがあるなら観に行ってみるかー、って気になって。 レデイースデーなら1,000円だし、多少アテが外れてもいっかー、とか舐めてかかってました。 …スミマセン(平伏)
そんなこんなで、放心状態のまま有楽町駅へ。 ホンットに会話なかったスよ(苦笑)<皆無じゃないけど。 そんな2人が改札口を通る前に、また新たな衝撃が。
フォローしきれない程ド下手くそな歌を歌っている人が…。
『あの素晴らしい愛をもう一度』を歌ってて、その中に「心と心が今はもう通わない」て歌詞があるでしょ? あまりに下手すぎて、そりゃー通わねぇわ、みたいな。 むしろ心砕かれるわ。
本当にびっくりしたよ。 2人してふつーにびびってた(苦笑) 寒さのあまり声が震えて…とかいろいろ言ってみたけど、どうにもこうにもフォローできず。 まぁ、おかげで現実に戻った、ということで(よかった、の、か…??)
素晴らしい映画でした。 外国人が作った日本のサムライ活劇、ちょっとでも気になる方は是非!
2003年01月14日(火) MH君からのお土産 2002年01月14日(月) 帰宅。
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