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2003年03月07日(金) 特別な1日

1年のうちに、『特別な日』っていろいろあると思うんですけど。
大切な人の誕生日だったり、国民的イベントの日だったり。
今日は、12年前にアキラの人生を変えた曲を作ったBUCK-TICKの、ボーカリスト・櫻井先生の誕生日です。
そして、B-T発祥の地、彼らの出身地でもある群馬でのライブ。
他にチケットが取れた公演を全て蹴ってでも行きたいと思っていたライブです。

チケットが取れてすぐに、「3月7日は休暇を取ろう」と思っていて、S係長にもちょろっと言ったんです。
そしたら、班長の出張と重なってしまって、一瞬休暇を取るのを諦めたんですけど、S係長が「別にいいよ」と承諾してくれたんです。
じゃぁ、せめて午後半休にしよう、って思ってたら、締め切りが延びたでしょ。
もうダメだー、なんてね。
締め切りが延びて、一時は諦めたライブですが、最悪、定時にあがってからでも行けば、後半は観れるだろうという希望的観測もあったんですよね。

先日、アキラは珍しくライブを観に行くことを白状したんです。
今までは、ライブに行くなんて言わなかったんですけど、今回は何故か。
そしたら、S係長は昨日の帰り際に「明日は何時に帰ってもいいからね」って言ってくれて。
嬉しかったけど、「そうですか」って両手離しで行けるわけもないので、仕事の様子を見て、15時か16時に早退しようと思っていたんです。
そしたらね、一週間分のガタが来たか、朝、全然起きられなくて。
目が覚めても、しばらく動けなくて。
雨が降って、気圧が下がっているせいもあってか、頭痛っていうか、頭の芯が重い感じもして。
結局、出勤はお昼になってしまいました。
遅く来た以上、定時まで上がれないなー、と前半見れないのを覚悟。

月曜日に回せる仕事はいいとして、お金の計算が要るようなものは後回しにしました。
ぼーっとした頭でやって、間違えても意味がないしね。
通常業務を淡々とやっていると、S係長が横から。
「今日は16時には帰るように」
え、命令形ですか(唖然)

ア「そ、そんな、追い出さないで下さいよぅ」
S「強く出れないんだ?(笑)」
ア「そりゃそうですよー(弱)」
今なら赤子にも負けそうです。
だって、ねぇ?
遊びに行くんですよ。
しかも大幅な遅刻までかましたっていうのに。

16時過ぎに、今日中にやらないといけない仕事が舞い込んで来ました。
幹部が出張に行くことが決まると、事前に作らないといけない書類があるんです。
月曜日からの出張って!!
S「何やってるの?もう16時過ぎたよ」
ア「だって、室長が月曜日から出張に行くっていうんですもの〜っ!」
書類を作り終えて、提出先に無事届けて、課に戻ったら。
S「いい加減にもう行かないと!」
なんで怒ってるんですかー(苦笑)
ア「だ、大丈夫ですってば(汗)」
S「行かないと怒るよ」
口調と表情はもう怒ってます〜(半泣)

これ以上言い合っても仕方がないので、お言葉に超甘えて帰り支度を。
昨日作った決裁文書を片手に、これからまた決裁を取りに出かける様子のS係長。
S「もう半分以上の決裁が取れたんだよ。ほら、ほらv」
ア「す、凄い!(素驚)」
S「だから安心して行ってらっしゃい」

笑顔で見送られてしまいました。
本当は休みを取るって言ってたのに、それでも出勤した(大幅に遅刻したけど)から、その代わりかな。

17時近くに出発、この時点ですでに開演時間には間に合わないんですが、B-Tさんですよ?
開演時間に始まるわけがありません(爆)
大体、30分の遅れを読んでます。
でもなー、それでもちょっと微妙かなー。
まぁ、間に合わなかったらそれはしょうがない。
行けるだけでもありがたく思わなくちゃ。


さて、東京駅から新幹線です。
もうクリスマスの時のような失態はするまい!(苦笑)
(※12月24日参照)
高崎に停まることを何度も確認して(大抵の電車は停まるけどね)、新幹線に乗り込みました。
金曜日なのと、時期的に春休みなのとが重なってか、すっごい混んでました。
デッキも、自由席車両も満杯。
1時間ほどの我慢の後、高崎に着く頃のアナウンス。
「高崎を出まして、次の停車駅は越後湯沢です」
高崎に停まらなかったら越後湯沢…恐ろしい…温泉とスキーがあっても開き直れないよ…。

高崎で乗り換え。
4つかな?で前橋に到着。
この時点で、すでに19時近かったんですが、兎にも角にも急いで会場へ向かうべし!
タクシーに乗って、いざ群馬県民会館へ!

会場に着いたら、やっぱりロビーに人影がなくて、物販にも列がなくて。
「あぁ、やっぱもう始まってるんかなー」と思ったんですけど。
…ん?音が聴こえません。
ここの会場、防音効いてるんだなー、なんて思ってたんですけど、ホールに入ったら客電はついてるわ、客はわざついてるわ…。
「まだ始まってないんかー!」みたいな(笑)
さすがB-T、開演時間大幅遅延もなんのその。

今回の列は、1階28列。
ホールへのドアが中央にあるので、そこから後方に階段を昇っていきます。
自分の席を見つけ、荷物を置いて、ジャケットを脱いで、ステージを向くでしょ。
なんとなく若干下手寄りかな、と読んでたんですが、ちょうど櫻井先生の前でした。
そう思って一息ついたら、その瞬間に客電が消えて、開演。
なんて素晴らしいタイミングなんでしょう。
S係長の強い押しがあって、あのタイミングで出てきて、それでもダメだと思っていたのに、ギリギリで間に合って。
S係長のご好意と全ての偶然がこの一週間の褒美に思えました。
暗くなったホール、28列目真ん中でマジ泣きしていたのはアキラです(苦笑)

ホントに嬉しかったんだよー。
入れるだけでありがたい、と思ってたけど、チケットがある以上観たいじゃない?
前半は見れないだろうと覚悟はしてたけど、やっぱりどっかで最初からちゃんと観たいと思ってる自分がいたことも否定は出来なくて。
それが、こんな形で最初から観れて、櫻井先生の真正面で彼の誕生日を祝えて、凄い幸せでした。

いろんな意味で、今日は『特別な1日』。







以下、B-Tライブレポ也。

正確な開演時間は解りませんが、多分30分押し。
ステージセットは、金網に囲まれた感じで、中央上方に人型のオブジェ。
なんちゅーか、よくさ、子供サイズの天使がラッパ持って、左右から中央に向かって吹いてるやつあるじゃん。
あんな感じで、中央に向かって2人向かい合ってるの(解りにくい)

ステージ後方、ドラム台とベースの間にスクリーンがあって、曲にあわせた映像が流れてました。

衣装は、全員基本的に黒の上下。


本日のセットリストは以下のとおり。
1.ナカユビ
2.残骸
3.MONSTER
4.BUSTER

MC…『今日はどうもありがとう』
櫻井先生、声がガラガラなんですが…。
ここで『着させてください』と、uv誌で着てた(よね?)着物を羽織る。

5.無知の涙
6.LION
7.カイン
マイクスタンドからちょっと離れたところ(まぁ腕を伸ばせば届くんだけど)で、腕を組んで客席を見ていた櫻井先生、最初の歌いだしをすっ飛ばしました(^.^;)
「あっ!」って感じで急いでマイクの前に戻って歌いだしたその慌てぶりは、ちょっとだけかっこ悪かったけど人間味に溢れていてかわいかったよ(苦笑)

8.限りなく鼠
9.ASYLUM GARDEN
この曲は、確かゴッホのことをモチーフに書いたと記憶しています。
歌詞にも出てくる『黄色い光』が、照明演出の効果で詞の世界をぐっと広げてくれるので、いつも圧倒されてます。
櫻井先生て、よく最前列とか花道とかの客に接近するんですけど、『振り返るな 意味などにとらわれるな』という部分で、最前列の客を凝視しながら歌っていたのがなんだか印象的でしたね。

10.Tight Rope
11. BLACK CHERRY
12. GIRL
シングルバージョンの方でした。
ずっとアルバムの方を聴いてたから一瞬解らんかったです。
歌詞が同じだけど別物?とか思った大バカモンです(-.-;)
青い照明が、海の底にいるような感じにさせられました。
それとは別に、スクリーンに映った線路のセピア色の写真が「夏の終わり」という空気をさらに強めていたかなぁ。

13. LINBO
ちょっとしたクラブに変身、みたいな。
みんな好き勝手に踊っていましたね〜。
歌詞の中に、昔出した曲タイトルが散りばめられてるんですけど、そこは皆で叫んでたりして、すっごいノリノリでした。

14. 原罪
15. 愛ノ唄
16. Mona Lisa

EN.1
1.Sid Vicious ON THE BEACH
ほら、基本的に今井先生って歌下手じゃん…(小声)
『BUSTER』も『Sid 〜』も、突き抜けちゃって、イッちゃってる歌だから、今井ちゃんがどんなに音を外しても許せちゃうのよね(苦笑)
緊張してたのかなぁ…案外あがってたのかもねぇ…すっげぇ音外しまくってました(^.^ゞ)

曲終わりで、今井先生が『HAPPY BIRTHDAY』の最後をちょろっと弾いてました。
それに合わせて櫻井先生登場。
この人の遊びはこのまま次の曲への繋ぎにも表れてて、『メリーさんの羊』をバカっぽい感じで弾いてました。
(褒めてんのよ)

2.細胞具ドリー:ソラミミ:PHANTOM
間奏でも『メリーさんの羊』を弾いてたよ…。
この人、結構いろんな曲で、別の曲パロってます。
そういう応用ができるのも、ある種の才能なのかもね。

3.idol
櫻井先生、今日はちょこちょこ歌詞間違えたり飛ばしたりしてたんですけど、歌いながら間違えた時ってのは「まぁいいや」的に気にせず次へいくんですけど、今日はその場面に来て「あ」って気付いて、それが顔にもろ出るってことが多かったです。
この曲でも、2回目のAメロに行く前に、思い切りサビにいく時の歌詞を歌っちゃって、「あ」みたいな。
間違えることはよくあるけど、それが顔に出るのって珍しいなぁ、なんつて。

EN.2
アンコール待ちの間、ずっと『HAPPY BIRTHDAY』の大合唱。
櫻井先生が1人で出てきて、ステージ中央でお礼を。
『ありがとう、とっても幸せです』と。
一通り礼を述べた後、『じゃ!気をつけて!』とか言って、客が『え〜っ!?』みたいな(苦笑)
ちょっと笑った後、メンバーが出て来て、櫻井先生が1人ずつ紹介を。
『相棒達を紹介します』
その時のメンバーはというと、ヤガミ社長は「じゃ!」と言った櫻井先生に対して「アンコールは?」みたいな感じで首を傾げてみたり。
ユータと星野は、櫻井先生を祝福して手をヒラヒラさせてみたり。
今井先生は、客に手を振ったんですけど、それがもう、字に表せないくらいかわいかった!
(今年38歳になる男がかわいいだなんて…)

1.さくら
2.極東より愛をこめて
この曲の櫻井先生はマジかっこいい!
この曲には特に思い入れがあるんだろうなぁ、って思う。
このときばかりは櫻井先生しか見てない気がする(苦笑)


最後、櫻井先生が脱いだまま放ってあった着物を、ユータが着て帰ったんですが、着ようとした瞬間に客席方々から「タッパが足りないって」と小さくツッコミが…(苦笑)
それでもめげずに、楽しそうに着て帰っていったよ…。


今日は、最初から今井先生がノリノリだったご様子でした。
櫻井先生の調子があまりよくなかったようですけどね。
(いろんな意味で)

曲順の組み立て方がよくないのか、なんとなく1曲1曲の間がもたついていた気がするんですよね〜。
ツアー序盤も2本目だからね、今後に期待でしょうか。
でも楽しかったです、ホントに。
コ懐かしい曲もいっぱい聴けたし。
次は12日、大宮ソニックシティです。
間に栃木1本しか挟まないんですが、どう変化するか楽しみです。


2002年03月07日(木) BUCK-TICK櫻井先生誕生日おめでとうございます。


柏木 暁 |MAILHomePage

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