昨夜wowowで鑑賞。 この前ビデオ撮ったのについ観てしまいました。 あまりにも有名な話なので、ストーリーは書かないし、ネタばれするんで観てない人は読まないでね。
思えば1年前の公開をそれはそれは、待ち焦がれていました。もともとミステリは好きで、『羊たちの沈黙』のあと、原作を読んでトーマス・ハリスも気に入ってまして、『レッド・ドラゴン』を読んで『ハンニバル』もすぐに読みました。で、いったい誰がメイスンをやるんだろう?と、ミステリに関してもわたしの先輩であるSさんと予想してました。当然、レクター博士はA.ホプキンス以外にはなく、まさかクラリスがかわるとは思いませんでしたが、数年後のクラリスが当然年を取っていても当たり前、とJ.ムーアに期待して観ました。私としては、J.ムーア、がんばったじゃん!です。公開時、2回観に行きました。やっぱり、A.ホプキンスはすごい!きもい、とか言った人もいるけど、原作はもっとこわいでっせ。表現を忠実に描いたら、あんなもんじゃない、と思う。ここが、小説のおもしろさです。 有名な話ですが、ラストがちがいます。いろんな話し合いがあって、いくつかラストを撮ってあれになったそうですが、続編もできるからしかたないけど、わたしは小説のほうが好き。レクターは、常人じゃないのだから、もっとこわーいラストです。
で、映画ですけど。ひさしぶりに観たこれは、つくづくレクターとクラリスのラブ・ストーリーだったのだ、と思いました。どちらも立場が違いこそすれ、人の命を簡単に奪ってしまえる、そうしてきた生きかたのなかで、人と簡単にわかりあえるなんて、めったにあるもんじゃない。お互いに、惹かれあうものがあった。それが、とってもわかった気がした私です。
『レッド・ドラゴン』が映画化されます。3作のなかの一番初めに位置する話ですんで、クラリスは出てきませんが、レクターと相対する立場の主人公が、E.ノートン!うう、楽しみ。ちなみに原作は、もっともこわいですよん。
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