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- 2002年02月19日(火) 愛に溺れて生きているから
「ここに置いておくから気が向いたら読んで。」
机の上に置かれた父からの手紙。
読む気がしなかった。
最近気持ちがクサクサしてたし、
きっと私を責める内容の手紙だと思っていたから
一周間ずっと引き出しに押しこんだままだった。
今日なら読める気がしてそっとベージュの封筒を開いた。
中には1枚の小奇麗な便箋が入っていた。父の気持ちと一緒に。
手紙にはこう書いてあった。
<しずくちゃんへ>
弟が悪いのは分かっていますが
お父さんが一緒にしかるのは
弟のいき場が無くなるので
だまっていることしかできません
後からお母さんが注意していました
男が少年から大人になる間に何でも
つっかかる時期があります。
別にガマンしている必要はありませんが
弟もあれで悩んでいるのです。
今日はよく自分を押さえて去ってくれました。
それは大人だなと父は認めていますが。
それがたまるのがつらいよね。
これを読んだ時なんだか涙が出そうになりました。
最近弟とうまくいってないんだな、私。
この前も些細な事でケンカしちゃって、口論になった。
弟も私も反抗期だから。
父はちゃんと私を見ていてくれて
それで一人の大人として認めてくれた。
この手紙がなんだか心にきて
胸の辺りがぬくとく(暖かく)なりました。
中学1、2年の時は精神病がすごく酷くって
毎晩毎晩眠れませんでした。常に不安で。
夜中に一人で階段の上で泣いていました。
「眠れないよ〜心配だよ〜。」って
そしたら父が
「そうか、眠れないか、辛いなぁ・・・じゃあお父さんの部屋で一緒にTVでも見るか?」
「うん・・・」
父と一緒にTVを見ているうちに
なんだか安心してきて
しらぬまに眠くなってきていました。
夜の11時近かったからなあ・・・
父は仕事大丈夫だったのかなぁ?
最近父と少し話をします。
「人間なぁ、いつも大変なんだ。誰だって鬱のときがあるだぁ。
それをな、どうにかこうにかやりくりしながら生きていくだぁ、
みんな悩んでるんだぁ。」
「そうなの!!!???」
「そうだよぉ。じゃあ、おやじは明日仕事があるからもう寝るべ。おやすみ。」
「おやすみなさい。」
あんなにしっかりした弟に悩み事なんてあるの!!??
やっぱり泣いちゃったりするのかな????
あんなに茶目っ気たっぷりの母は何に苦しんでいるんだろう???
そんな辛さ、私には一瞬の隙も見せないのに。
お父さんも、お母さんも、弟も
私はみんなみんな大好きです。
ずっとずっと一緒に暮らしたいです。
弟が大学に入って一人暮らしなんかしちゃったらお姉ちゃんは
寂しくて泣いちゃいます。
ずっとずっと一緒がいいです。
私はこの家族が好きだから。
みんなが愛情を注いでくれるから
しずくは愛のかたまりでできているんだと思います。
だから挫折しても何度でも立ちあがれるんだと思います。
だから毎日が楽しいんだと思います。
PS・・・勝手に手紙公開したりしてお父さん怒らないよね(滝汗