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- 2002年01月22日(火) 生きろ。
*虐待 いたわって(優しく扱って)やらなければならないものを
強い立場を利用してひどい(むごい)扱いをすること。
さっき国語辞典で調べた。
私がされた事はやはり虐待だった。
こんなふうに元気に見えるけど心の傷は一生消えない。
そしてあえて「消さない」
私に子供が生まれたら「誓って」絶対に彼、あるいは彼女にこんな思いはさせない。
まだほざいてるって思う人もいるかもしれない。
でも私の心の中にはくっきりとこの事が刻まれているんだ。
あの時の情景や、温度や、天気と一緒に。
目に焼き付いている。
そのくらい辛い。いじめをされた人の気持ちは私にはわかってあげられないかもしれない。「あげる」って言う言葉は適切ではないかもしれないけど。
私も保育園の頃いじめを受けていた。いじめって言ってもいろいろあるけど
仲間はずれにされたり、うーん・・・あとは適当にあしらわれたり。
けられたり、殴られたりって事は無かったけど、私の心にはその事はまだ消えずに
深く深く刻まれてる。
主にいじめを受けていたのは保育園が終わってから行く「保育所。」
やっぱり先生は見てみぬフリ。自分は関わりたくないんじゃないかな。
凄く辛かった。私だけ呼び捨てにされたり、偏見の目で見られたりね。
虐待はそれのもっとひどい版だと思う。
いじめをしているのが「親」だから他人がなかなか介入できない。
それに被害者の気持ちを丸ごと理解してくれる人がいないと思う。
私は「相談所」に行ったけど、なんというかこう言うときはこう対処する
みたいな姿勢ができあがっていて、それがびんびんに伝わってくるんだよね。
「大人の目」から見た虐待。すごい違和感を覚えた。
だから私はあの時以来、市役所(相談所)には行っていない。
*とことん私の立場だけに立ってくれないから
*大人の目で、社会の目で決着をつけようとするから
そんな気持ちが相手に1ミリでも入っていたら私は話す気が0になる。
そして失せる。
私がして欲しかった事は、黙って私のことだけ、私の話だけ聞いてくれて
そんで・・そんで・・・安心できる本当に安心できる「保健室」
で、私のことを本当に知っている人にそばに居てもらって、
それで・・・これからおばあさんになるまでずっとそうして居たかったんだよね。
冗談じゃなくて、本当にそう思ったんだよ。
私の心は引き裂かれてたからね。
ずったずたに。
「新聞読んだの!?虐待って言うのはね、手に手錠かけられて、マッチで
あぶるだとか<体に跡が残るもの>を虐待って言うんだよ!?
そんなふうに言われたらたまらないよ。前に2回くらい謝ったでしょう?
これ以上何して欲しいわけ!?それに家事は勝手にやってただけでしょ。」
「あたしが、小さい頃からしてきた家事や、虐待について辛かったから
そう言うのがいやだったんだ。お母さんにどうしてほしいとか、恨んでる
とかじゃないけど、ただ辛かったって欲しい事を分かって欲しかった。」
私が30〜40分話した結果の答えが↑だよ。
あきれて笑った。予想外の答えだったし、「悲劇のヒロイン」になっている彼女を感じたから。
上の文章を踏まえて、
「私苦しいんだ、家族一緒にいると窒息死しそうになるんだよ!??
自殺も3回考えたんだよ!??だからしばらく安心できる場所で少しの間そっと暮らしたいの。」
父「ふーん」
「ふーんて何?どう言う意味??私はもう疲れたって言ってるんだよ?」
父「でもまだ一人で暮らす体力ないでしょう?」
体力とか、そう言う事を言っているんじゃない。
これも40分くらいかけて3回も話した。
私が言っているのは「心身ともに、精神的に疲れた」ってこと。
それをまた説明しようとしたけど、私にはもう話す力が残っていなかった。
車に乗って本屋まで連れて行ってもらった途中だった。
ついたとたんわたしは逃げた。
私が住んでいるところからだいぶ離れたところだったから
(駅4つくらい過ぎた所)
でもこの家にいるよりはましだと思った。
とにかく逃げなくちゃ。頭の中がぐちゃぐちゃになった。
いじめだったら両親が守ってくれるかもしれない。
でも虐待は親からされている。だから、守ってくれる人がいない。
私を丸ごと理解してくれる人がいない。それなのに、一生この悪魔みたいな
親と一緒に生きていくのかと思ったらむしずが走った。
何故もっと親身になってくれないのか?
私を理解しようとしないのか、する姿勢が全く見えない。
母親なんて自分が被害者だと思ってるし。
私を愛してくれてるんじゃなかったの?なんで?なんで?なんで??
そんな考えが頭の中でとびかい、けいとの糸の様にぐるぐる巻きにからまり
コダマした。パニックって言葉じゃあ表せないくらい精神状態がおかしかった。
友達の家っていっても、その親がいてその家は「親の所有物」だから
だから迷惑をかけてしまう。友達の親にだから、そこには居られない。
「施設」という手も考えた。でも逆に疲れるんじゃないかと思った。
集団生活・・・それに・・何か色々想像してしまう。
働こうかとも思った。でも・・・体力がなかった。また病気のせいで。
誰かと結婚しちゃえば・・・とも思った。
とにかく追い詰められていた。たとえて言うならリストラされたサラリーマン
が、借金を一億かかえて、自殺しようと思う感じ。
で、私の場合こどもで、18で、仕事をしていなくて規制がかけられるから
逃げ道がない。誰も助けてくれない。でも体力がなくて、
心がズタズタで、「通信制」という人とあまり接触の無い所に学校を決めたから
逃げる所もない。外は寒いし凍えて死にそう。
どうしたらいいのか、どうしたらいいのか、・・・
ずっとずっと考えてた。思いきって自殺しちゃおうかとも思った。
「そうすればこんなに悩まなくてすむし、私一人が死んだところで
地球が壊れるわけないじゃん。」
親友に携帯で聞いた。
「死んでいい?もう疲れちゃったよ〜体も心もズタズタだし誰も助けてくれないし
逃げ場所が無いんだもん。」
「だめー!!しんじゃだめ!!彼女の声は半泣きだった。」
「わかった。じゃあ死なない。Yちゃんが死なない限りは死ねないよ。」
「うん・・・しんじゃだめだよ!!」
そのくらい追い詰められてたのにね・・・
全くあきれて笑っちゃうよね。両親の悠長ぶりに。
その何日か前に2回救急車に乗った。理由はそう言う事を考えていて
過呼吸になったり、精神状態が錯乱したから。
しかも共働きだから、自分で救急車呼んで、状況説明して。
あとは家事のし過ぎで、過労。働きすぎのサラリーマンみたいになってた。
2度目の救急車の中で、私はしゃべれなくなってた。
ショックを受けるとしゃべれないってのを前ドラマで見たけど、
こんな感じなんだなって思った。病院についた。救急隊員の人が
「歩ける?」ってきいたけど、小さく首を横に振るのが精一杯だった。
そうそう、その救急車ってのが4日の間に2回も呼んだんだから笑っちゃう。
悲しくて笑っちゃう。
1度目の到着の時はなんとか車椅子に座れた。その時主治医が言った言葉。
「どうしましたか?」
開いた口がふさがらないって言う言葉がこの時ほど適切な事はないだろう。
2週間ほど前、家族の状況や精神状態を全て話したのに。
「一人で暮らしたい、一人になりたい。今の家に居たらおかしくなる。」
必死で説明したのに
「今は反抗期だからそう思うだけだよ。いつもと同じ薬だしときます。
それに忙しいのでこの辺で。」そう言い放ったくせに。
今になって・・って感じだ。
後ろに研修医がいた。前から嫌だった。実験台にされてるみたいで。
私の「大切な気持ち」を全て聞かれるのだ。1番言いたくない弱い所を。
「すみませんが席を外していただけませんか。」
「ハイ分かりました。」そういって席を立ってくれた。
「それでどうしたんです?」←主治医
「・・・怒・・・・。
・・・・疲れた。」
「それはいつゴロから?」私のなかでぶちっと何かが切れた。
・・・・・
「大人はみんなばかなんだよう!!!」←タグが使える能力があったら使ってる。
持っていたバックを床にたたきつけた。
そんなこといってる自分もばかだよな〜とか思いながら。
良くこれだけ大きい声が出せるなあ・・・って自分でもビックリした。
院内中に響き渡る罵声!!!
大人はバカダ!!おとなは大人の視線で私を見ようとする。
「もう嫌なんだよ!!!」診察室のドアを足で思いっきりけったくる。
ドアを空けて、総合待合室に出る。
「ついてくるんじゃねえよバカやろう!!!」
びっくりだ・・・あたしの口からこんな言葉が出てくるなんて。
私はずっと小さい頃から「いい子だね」っていわれて育ってきた。
他人に、友達にすら逆らった事なんてただの1度もなかった。
待合室の患者全員がこちらを振り向く。大きな病院だから、その視線も凄い。
「ついてくんなっていってんのがわかんねのかあ?耳がねえのかよてめーら」
のどが張り裂けそうだ。大声で。病院が壊れるんじゃないかと思った。
何たる口調。しかも本心・・・。
「まって!!しずくちゃん!!どこいくの!!」病院の外に出る。看護婦と、母親がどこまでも追いかけてくる。
「死には死ねえよばかやろう!!!!」
「ついてくんなっていってんのがわかんねのかぁ!?脳無しかよ!??」
まあそれから色々あって、とりあえず診察室に戻った。
「あの・・死ぬとかそう言う事を考えないように・・そう言うのは良くないですから」
また笑った。あきれて。
コッチガ助けを求めてるんだから、死ぬわけないっツーの!!
「そういう事は考えてませんから。」
正直言うと、去年の12月はそんな事ばっかありすぎて、ちょっと記憶喪失になっていたりする。
そうそう、祖母が(母親の親)の言った台詞もかなり笑えるよ?。
「逆恨みもいい加減にしなさいよ。お母さんが可哀想じゃないの。
あんなにやつれて・・・誰のせいだと思ってるの!???
しずくちゃんが虐待、虐待ってさわぐからいけないのよ。
もう・・・本当に可哀想に・・・あんなに小さい体で。」
続けて祖父「そうだよ。おかしいぞちょっと。そのくらいの事で。」
「・・・・」
まあこの人達は母親の見方だからシャーないのだ。
「でも子供育てるって大変だよね・・・私にはちょっとムリかな。
私みたいな子が生まれたら大変だし。」
何気につぶやいたこの一言がいけなかった。火に油を注いだ。
「そうねしずくちゃん<みたいな>わがままな子が生まれたら大変だものね。
家出したりとかね。わかってるじゃないの。」、満足げに言う祖母。
おぃおぃおぃおぃ・・・・
ちょっと待った。あたしがいってるのは<病気ばっかり患ったら>
って事なのに。私みたいな病気や、悲しい思いは子供にはさせたくないから言ったのに。
「でもそんな事で子供うまないなんて情けない・・・世の中渡って行けないよ?」
まてまてまて・・・それを決めるのは私だ。
つーかこれ言われたのは19日の土曜日。最近じゃん。
子供にも人権てもんがあるし、言って良い事と、悪い事がある。
はぁ・・・・
世の中こんな事ばっかなのかなって思った。
私がされた事は、理由もなく罵声浴びさせられたり、
布団かぶせて息できないようにされたりした事。
ずっと覚えている。
これを書いた事で笑う人もいるかもね。
「熱くなってるよ」
ってね。熱くなるよ!!!死ぬとこだったんだ!!!
でももうこの言葉は使わない。軽軽しく口にしちゃいけない言葉なんだ。
しゃべり場なんかで一生懸命話してる人を馬鹿にする人が多くいる。
「熱くなってるよ」ってね。
真面目な人を否定するように、ばかにするように世の中の仕組みができているように思う。
真面目で何が悪いの?一生懸命で何が悪いの!?
ほんと、真面目に何かに取り組んでいる人に対してヤジ飛ばす人や
そう言う考えを持っている人にははっきり言うと腹が立つ。
それから私はこんなに訴えてるけど、いつもこんなことばっかり考えてるわけじゃない。辛かったなって、思う時があるって事。かなり辛かった。
今日のはなんか日記になってないな・・・
文章がまとまってない・・・
それから今悩んでる人へとっておきの言葉。これは私が家から、友達の家に逃げる時、タクシーの運転手さんから言われた言葉。私のために言ってくれた言葉。
「死のうって思って自殺した人も、死んだあとに絶対後悔すると思うよ。
もっと道があったんじゃないかって。辛いのは一生続くわけじゃないって。」
これは私の中で暖めつづけておこうかと、私だけの宝物にしようと思って
とっておいたとっときの言葉なんだけどね。
はぐうう・・・
料理研究家の小林カツヨさんの本に書いてあった。私の尊敬する先生。
「この料理は家族のために、子供達だけのための料理にしようと思った。
だけど私は書く。教えちゃうの?って子供達が悲しそうに言うけどそれでも私は
書く。」料理の本より←うろ覚えだけど。
うーんと
「一生懸命生きて!!!」
って伝えたかった。こんなちっぽけなあたしでも生きてるんだからさ。
あと、今日名古屋テレビの「TRYあんぐる」で白血病の子達の特集をやる。
それに私がちょっと出る。
六時ぐらいからじゃないかな?ってリーダーの子は言ってた。
その中の8分だから(リーダ中心にとるから)私は10秒くらいしか映ってないかも・・・
でも何かを伝えようと頑張ったからなぁ・・・。ほんとはこのことここに書いていいのかどうか(TVのこと)散々迷った。誰が見てるかわからないし、
なんか色々・・考えちゃって。
でも私の気持ちだから・・真っ直ぐな気持ちだから。。うーん書きました。
うんと・・とりあえず終わりです。