最強の星の真下

2011年03月16日(水) 思い出。

富士宮市に友人がいる。

東北で避難している人は30万人以上と報道されている。
人口1億5千万人のうちの30万人。500人に1人。500人で1人を支えるのは、結構大変だ。

今、東海地震が起こったら、富士山が噴火したら、強毒性インフルエンザが流行したら、と思うと戦慄する。


今、近所では、ラジオ、懐中電灯、電池、携帯用充電器、ロウソク、水、トイレットペーパー、お米、冷凍食品、飲料などが、みんな品切れだ。スーパーは早く閉まるし、閉店間近のスーパーに駆け込んでも、物は無い。無いから閉まるのだろうけれど。
まあ、私は無駄に準備が良いので、ロウソクの備蓄はあるし、カイロもある。保存食料も飲料も、今さら慌てなくてもいい程度にはある。
大停電くらいは何とかしのげる。

でも、住居が崩れたら、燃えたら、そんな準備も無駄だ。あっという間に支える力の無い側の1人になるのだ。であれば、支える事が出来るうちに、その力を無くす前に、出来ることをしよう。
仕事をしながら、そんな事を考える。


東北の被災地の状況を報道で見ながら思い出す。
大学の先輩に、阪神の震災で家が全壊した人がいた。半壊した人はもっといた。逃げ出す時に持ち出せるものなんて、何があるだろう。

いくらイメージトレーニングをしてみても、持って逃げられる物はごく僅か、と結論。ああ、普段からもっと鍛えておくのだった。コートと携帯と財布だけは何としても!と思うけれど、どうかなあ。住まいから逃げるのならば何とかなるけれど、仕事中、机から離れている時だったら、取りには戻れないだろうな・・・。


現在の福島の実況を見ながら、北陸にいた時に起こった美浜の事故を思い出す。
友人には、電力会社に就職している人もいる。今、現場で巨大なものと奮闘している人たちを思うと、泣きたくなる。


こうして無駄に思考を巡らしても、何にもならないのだけれど。

最近また不整脈の頻度が上がっている。余震で目が覚めるから疲れているのかなあ。被災地で布団も明かりも暖房も食べ物も無く寒さの中で、ここよりも大きな余震で目覚める人たちは、さぞやしんどいだろう。
とりあえず、気力体力温存のために、眠ろう。


今日は宮城にいる友人の誕生日だった。


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桂蘭 [MAIL] [深い井戸の底]

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