最強の星の真下

2003年12月06日(土) 酔っ払い。

4月と年末。
酔っ払いが増える嫌な季節である。泥酔者をよく見かけるようになった。
今日は、年配の男性が駅のベンチに座って静かに吐瀉物を垂れ流しているのを目撃した。吐瀉物は4mくらいの川になっていた。
私は終電の1本前に乗ったのだが、あの様子だと彼はおそらく終電には乗れなかっただろうと思われる。
服も手も吐瀉物まみれだったので満員の終電に乗られても周囲の乗客に迷惑なだけなのだが。

「飲まずにいられない事もあるんだ」などという甘えた言い訳で泥酔する人間は、私は心底嫌いである。

何故か?
飲めない人間は、「飲まずにいられない」ような事態に直面しても、飲める人間と違って酒に逃げる事なんて出来ないのだ。それでも何とかやっている。
飲める人間だけに「飲まずにいられない」ような事が降り掛かる訳ではないのだ。そんな事は誰にだってある。
ふざけるな!やってられるかこん畜生!!と思っても飲めない人間は何とかそれなりに他人に迷惑掛けずに発散して、それなりに何とかやっているのに、どうして君はそう出来ないんだ?それは大人として最低だ。
と思うのだ。




まあ逃避ではなく、心底お酒が好きで楽しく飲んで泥酔する人は、それはそれでいいと思う。電車で他人に吐瀉物を吐きかけさえしなければ、カーネルおじさんと仲良しになってもバス停と喧嘩しても、看板に説教してもね。


でも、仕事で疲れて帰宅途中の私に、飲んできた帰りのオジサンが偉そうに説教するのは止めて下さい。馬鹿者。説教する側とされる側が逆だろう。説教相手は看板で満足せい。

それに、仕事で疲れて帰宅途中の私に、飲んできた帰りのオジサンが寄り掛かってくるのも止めて下さい。君が楽しく飲んでいる最中、私は呻吟しながら仕事していたのだ。それなのに更に寄り掛かって楽しようとは、いけずうずうしい。カーネルに寄り掛かれ。

それから、仕事で疲れて帰宅途中の私に、飲んできた帰りのオジサンが喧嘩を吹っ掛けるのも止めて下さい。いくら温厚な私でも怒るんですよ。売られた喧嘩は高ーく買いますよ?弁護士費用を準備してから来い。それが出来ないならバス停を相手にしておきたまえ。



酔っ払いを見たり酔っ払いに関わったりすると、まあざっとこんな事を考える。そんな季節になったと。
冬だなあ。


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桂蘭 [MAIL] [深い井戸の底]

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