一仕事終わった。・・・正確には、「終わった」わけではないけれど、まあチェックポイント通過といったところ。 少しだけ開放感。
開放感が少しだけなのは、もう次の仕事が始まっていてのんびり休憩していられないからである。
ふう。 区切りなく続くと気分が荒む。
今の仕事は好きだけれど、こう馬車馬みたいに否応なく鞭を入れられ働かされるのはとても嫌だ。 自分を売り込むために私たち下っ端に余計な無理をさせ「人間らしい生活」を奪っている側は、目の前で悠々と何の罪悪感もなく毎日定時退社していたりするので余計に腹立たしい。 それで「ワタシホントトテモイソガシイデス」とか言われると、後ろから蹴りを入れたくなったりする。単なる蹴りではなく、5mくらい助走つけた跳び蹴りで。
ううむ、考えると怒りが増すのでやめやめ。
本日初めて「セブンイレブンで受け取れるweb本屋さん」を利用してみた。 webの古書店は何度か利用しているが、usedではない書籍をwebで購入するのは初めてだ。
・・・つい買いすぎた・・・気がする。 リストを眺めていたら、これも読んでみたい、あれもこれも、と、次々に興味をそそる書名が目に付いて。
購入しようと思った本と同じジャンルが一覧表示されるところがとびきりの罠である。 リアルの書店では、余程大きな店でもなければこんなに沢山同じジャンルの本は並んでいない。 しかも品揃えが良かったとしても、固まって並んでいるとは限らない。
なのに、この仮想書店は山のような関連書籍がずらっと並んで誘惑の秋波を私に送ってくるのだ。 ああ、この甘美な誘惑を無視するなんて、そんな人非人なことは私には出来ない。そうだとも。そんなこと出来るわけがない。
・・・以上買いすぎの言い訳を自分に言い聞かせてみた。
リアル書店の有利な点は。 書棚に並んでいる本ならばすぐに入手できてすぐに読める事。 入手前に中身をざっと確認して取捨選択出来る事。 通りすがりに平積み本を目にして衝動買いが出来ること。 並んでいる本から売れ筋のジャンルや傾向を推測して楽しめること。 書棚から書棚へと目的なくのんびり見て回りながら、読んでみようかな、と心に訴えかける本を探せること。
後は店員さんの応対も重要ポイントだ。 店員さんの応対の悪い店は、品揃えが良くても出来る限り行かない。 前に日記に書いたような気もする神田の某丸○とか。 あの不愉快な応対以来、この書店のチェーンは全部応対が良くないのではないかと色眼鏡で見ていたりするのだが、新宿にあるブックメイツの応対は何度行っても悪くないので、ブックメイツ系列を除く、と脳味噌に明記。
一番のお気に入りは家の最寄り駅の沿線にある文教堂の店舗Aだ。 ここには、この店舗の書棚に並べてある書籍をほとんど把握している素晴らしい店長さんがいる。 探している書籍名を言うと、あるなしをすぐに答えて、ある場合は真っ直ぐその書棚に案内してくれる。しかもその本はマイナーで書棚に1冊しか並んでいなかったりする。 プロだ・・・プロだよ・・・。 しかし残念なことにこのお店、平日は閉店時間前に行ける事がほとんどないので最近の利用頻度は低め。本当に残念。
その点、web書店は、24時間いつでも本を探せる。 買うつもりの書籍がはっきり決まっている場合、これはとても便利だ。 書籍数が多いし。 書店のハシゴをしなくて良いし。 ホンの数日待てば、近場のコンビニエンスストアで受け取れるし。これ重要。宅配便でしか書籍を送ってくれないサイトもあるようだが、宅配便だと配達時に家にいなくてはならない。が、配達待ちで家にいられるくらいなら書店に探しに行っている。家の者もいつも在宅とは限らないし、宅配便は案外不便なのだ。
読書の秋だ。 今後はリアルとwebの書店を使い分けて、楽しい読書ライフを満喫するぞ。 どんなに忙しかろうが、電車の行き来は読書タイムだしね。
・・・秋だろうが秋でなかろうがいつでも季節感なく本を山積みにして読んでいる、というのは脇に置いておこう。秋は本の山を築いても言い訳が出来る季節なのだからして。
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