最強の星の真下

2003年05月29日(木) 歴史。

ジャンボ宝くじの1等の本数を調べてみたら、39本だった。
各組1本。
あれ?

100本くらいというのは、前後賞合わせての本数だった。
117本。

なんだそうか〜。本数情報間違いか〜。

・・・って、39本しかなかったら、余計に不思議ではないか。
あちらの売場もこちらの売場も1等が出てるらしいのに。
ヘンなの。




今日は草臥れた。
今日も草臥れた。
今日は自分の疲れを自覚した。
胃の調子が悪い。




『語っておきたい古代史』という本を読了した。
森浩一著。著者の講演を本にしたものだ。
著者の、古代の歴史について仮説を立てる上での真摯な姿勢がとても素敵だ。

古墳の前でぼーっと座り込みたくなった。


でも、これらの講演があったのは1992年頃のようだ。
となると、著者が参考にしたり説の構築の根拠とした出土品の一部は捏造かもしれないのだよなあ。
そう考えると、出土品の捏造というのは、本当に非道い犯罪だと思う。


ちっぽけな名誉欲やらプレッシャーやらのために捻じ曲げられた昔の人たちの履歴。
苦労して技術開発した人や、命懸けで大陸から物を初輸入した人や、這いずるようにして新しい未開の地に移住した人や、そんな人達が沢山いたのだろうに。
その時代を一生懸命生きたはずの無名の彼らの、数々の勲章は遺跡にしか残っていないのに。

無かった物をあったことにすることで、本当の開発者の勲章が追随する物としてしか認識されなくなってしまうのは、残酷だ。

ずっと昔に生きた彼らは、例えこの犯罪を知ったとしても、もしかしたらそんなことは気にしないかもしれない。

だとしても、だとしたらなおさら、今生きている私たちこそが彼らの偉業に対して誠実に、真摯に、相応の敬意を払うべきではないだろうか。

こういうのも「死人に口無し」なのだろうな。
「どうせ判らないから」
そんな考えでちっぽけな自分の欲を満たそうとする姿勢は、視界に入れたくない程、醜く、卑しい。




昔拾ったいくつかの土器の欠片、どこに仕舞ったかなあ。
今週末、探してみようか。


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桂蘭 [MAIL] [深い井戸の底]

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