両親のクリスマスプレゼントを購入した。 父には寝巻きの上から羽織れる保温効果の高い絹の上着、母にはハンドバッグ。
父へのプレゼントを見て母。 「家の中用にこんな上等なもの要らないのに」 母にあげた訳ではないのだけれど。そういつつ母は、父への上着が羨ましいらしい。 「この上着、私の方が似合うみたい」 父より先に腕を通し言う。
母へのハンドバッグは、いつも私の冠婚葬祭用ハンドバッグ(セールで安く購入!)を借りにくるので、一つ用意してあげようか、と思って選んだ。 「こんな黒革のハンドバッグなんて要らないのよねえ。私が欲しいのはゴルフの時にちょっと持って歩けるような小さいバッグなんだけど」
少しだけ疲れを覚える。
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