風邪でいつもより早く寝ていたらたくさん寝過ぎて 夢をいつもより多く見た 愛する人が居なくなる夢。 俺は・…。生きられなかった。 愛に生きてるわけではないけれど、愛してる人のいない世を 俺は生きていても仕方ない気がした。 誰もこの俺の失った愛の隙間を埋められない。もぅ愛を経験したくない。 俺の人生の大半を決めてきた愛するヒトの大きさを考えると、 其のヒトのない世を生きていても仕方がない気がした。 殉死するヒトの気持ちが少しわかった気がした。
義高サンも千尋も殆ど逢えないけれど、たまに会えるのと 全然逢えなくなるのでは全く違う。 俺を愛しているとか、大切だとかいったヒトがいなくなってしまうのは 俺のことを考えてない、つまり俺が必要ないってことだろう。 存在意義のないなか生きていても仕方が無い。 別に何一つ今の生活に問題があるわけでもなく、いたって幸福だ。 それは毎日の生活の上に 時々彼らに会えて愛をわかちあえ、お互い大人にコノ世のどこかで 自分の道をすすみ満喫し、かつ相手を認めている事が分かっているから。
俺は平和な毎日が欲しいわけじゃない。 俺を必要としてくれるヒトが欲しい。 だから俺っていらないのかな、とかふと想って義高さんに手紙する 最近逢えないのは、会わないワケでもあるのかとか想いつつ。 間を置いて凄く悩んだだろうフォローの手紙が来てシアワセになる。 馬鹿とかいいつつ、満面の笑顔。 やっぱり俺は、たまにしか逢えなくても義高さんが凄くすごく好きで 愛し合ってるから、まだまだ生きていていいんだなと想えた。 すごくありがたいことで、幸せなことだと感じた。
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