思い出に変わるまで
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今回、姪が白血病を発症して色んな事を考えました。
命の尊さ 五体満足で産まれてきてくれる事の有難さ 健やかに成長してくれる事に感謝 家族の大切さ 支えてくれる周りの人の温かさ
何よりもこうやって過ごせる毎日がどれだけ尊い事なのか。
当初「急性骨髄性白血病」と誤った病名で診断された時 骨髄移植の事まで頭がまわりました。 白血球のタイプであるHLAが一致する身内がいるかどうか 移植しなければ助からないのであれば骨髄バンクは?? とか。
まだ精密検査をしない状態から頭では悪い考えが先走ってしまって・・・。 それは弟夫婦も同じで。 わが子の生命の危機を感じた時、親はどうすべきなのか・・・。 最善の治療をうけさせてやりたい。 代わる事が出来るなら代わってあげたい。 金銭的な事など一切除外してそう感じるはずです。 藁にでもすがる想い・・・。
身内全員が切に願いました。 どうかあの子を助けてください・・・。
幸いにも急性リンパ性白血病であり、早期すぎる発見でもあったので命に関わる事でもありませんでした。 闘病生活は強いられますが、必ず元の生活に戻る事ができます。 誰もがホッとし、胸を撫で下ろし、うれしくて泣きました。
一方で、見舞いに行けば同じ病院、同じ病棟で同じ様な病気で戦っている子供もいる現実を身近に感じました。 全国にはもっと重篤な病気で治療中の方もいます。 その患者の全ての家族は同じ様に願っている。 その時の私達と同じように。
今考えもしなかった事を考えるようになりました。 母の闘病、介護も含め、何て言えばいいのかな。 【生きていく事】【生かされている事】 肌で感じ、目で見て、頭で感じる事が沢山ありました。 一言では言い表せないですね。
自分には何ができるのか。 自分は何をすべきなのか。 過去の自分では出来なかった事が今の自分なら出来る事があるのではないか。
手始めに骨髄バンクに登録しました。
医者でもない私が誰かの命を救えるかもしれない。 ただ、黙って祈る事しかできない自分でも、この体で手助けが出来るかもしれない。 献血も今まで何回もしていましたが、また違った心で受けました。
まだ36年しか人生経験を積んでない私ですが、36年なりの出来る事。 頑張ってみようと思いました。
今私に出来る事
思いつく限りやってみよう
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