〜ダメダメ医学生の京風日記〜

京の都に生息するダメダメ医学生、伯耕による日常生活記。

モテない王道を突っ走りながらも、萌えを求めてただ今奮闘中であります。

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きのう いちらん あした
2006年04月12日(水)    春の日は献血へ

流れには逆らえないと思った伯耕です。どうもこんばんは。




さてさて、今日も病院実習は続きます。

今日の午前中は輸血部の学外実習、ちょっと外まで行ってきますか!




というわけで今日もいつものように午前7時半起床。

しばらくウダウダしてからベッドから起き出し、

シャワー浴びて着替えて、準備を整えて自宅を出発しました。




しばし中央生協にて独り寂しくボソボソと朝飯。(←※お約束)




食後のコーヒーも頂いてホッと一段落。




時計を見れば、




午前8時50分。(←※集合は午前9時10分)




うーん、あと20分で俺は京都駅近くまで行けるんでしょうか。

よくわかりませんがものすごく危険な時間な事は確かです。(←※ダメ)



とりあえず医学部まで行って自転車を駐輪し、

テクテク歩いて東大路通りへ出て近衛通りのバス停前に立ち、

こうなったら唯一の交通手段、道行くタクシーを捕まえる作戦に。

数分後、1台のMKタクシーを捕まえて乗車しました。



俺「三十三間堂まで大急ぎでお願いします!」


運「了解しました。」




というわけで朝っぱらからかなり余分な出費がかさむのでした。

いいんです、どうせデートとかの予定はないんですから。




で(泣)(←※イター)




数分後、ギリギリで到着したのは京都府赤十字血液センター(※別窓)

国立京都博物館の向かい、三十三間堂の脇に位置するこの施設にて、

血液製剤の講義とその管理についての見学であります。

まずは担当の先生から血液製剤や血液型についての簡単な講義を受け、

その後は実際に血液製剤の管理の様子や出庫の様子を見学。

1時間半ほどでここでの実習が終われば次なる会場へと移動です。




次なる会場は献血ルーム京都駅前(※別窓)

実際に献血をすることで献血の大切さを理解する実習らしいのですが、



A「なんかさ、400ml献血って結構な量やんな。。。」


俺「一度見たことあるけどかなり量多くてビックリした。。。」


バ「なんか気が重いよな。。。」




微妙に今から実際に経験する400ml献血に対する不安を抱えながら、

七条大橋を渡り、七条通を西へ向かって歩くこと十数分、

まさしく京都駅前にあった目的地の献血ルームに到着しました。



まずは担当の方の説明から。



担「えー、お配りした書類に書いてある内容をお読みください。」


担「そちらに該当する方は本日献血はできませんので。」




すると、




S「一週間前にヨーロッパから帰ってきました。」


ク「僕も春休みはヨーロッパにいました。」


ス「昨日、歯石除去を受けました。」





・・・




おいっ!!!(←※残りの3人)




というわけで3人に微妙に抜け駆けされた気分の残り3人、

向こうのテーブルが非常に明るい雰囲気で談笑を楽しんでいるのに対し、

献血待ちで緊張マックスのこちら3人のテーブル、

さくらももこが描いたら間違いなく顔にタテ線入ってるはずです。

ズバリそうでしょう。




で(泣)




そんなわけで緊張しきった医学生3人、

問診を受けて一度血液検査を受けた後に献血ルームへ案内され、

他の3人が見守る中、しっかりと400ml献血を行ってきました。

貧血状態にでもなるんじゃないかと心配したのですが、

とりあえず今の時点では体調に特に変わった点もなくまあ一安心です。



正午、ようやく午前中の日程が終わり、

献血センター前でどうやって大学まで帰るかみんなで相談。




俺「どうしよう、どうやって帰る?」


A「俺は京阪で来たし、七条まで歩いて京阪で帰るわ。」


ク「俺らはバスやなー。」


S「自転車で来たからそのまま乗って帰るつもり。」


俺「バットマン氏はどうする?」






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・・・




な、何かがおかしいぞ??




行動的なのか何か他に深い意図があるのかは定かではありませんが、

とりあえず非献血組はそのまま大学に戻り、

献血組3人はこの辺りでご飯を食べてから大学に戻ることに。

近鉄百貨店のレストラン街にあった「天はな」にて天麩羅の昼食。

大河ドラマやら何やらの話題で盛り上がったところで飯も食い終わり、

そのまま近鉄百貨店を後にして、京阪七条駅まで歩いたのでした。



丸太町で下車し、京大病院まで戻ればそのまま午後の実習スタート。

ちょっと遅れつつもまずは先生について輸血部の見学、

その後は先生に連れられて分子細胞治療センター(※別窓)の見学。

膵島移植を中心にいろいろなお話を頂いたところで再び輸血部へ。

全員ひとつの机に集合し、血液型判定クロスマッチの実習スタート。

かなり久々に試験管やらスポイトやらを扱って、

与えられた血液の型の判定と交叉適合試験を行ったところで、

午後4時半、要約長かった本日の実習も終了です。

血を抜かれた上に移動やら立ちっぱなしやらでやたら疲れました。。。。




大学を出たらそのままいきつけの美容室へ。

いつもの美容師さんに髪の毛を切られつつ、いろいろおしゃべり。




美「相変わらずラーメン食べ続けてるんですか(笑)?」


俺「もちろんですよ。」


美「頭皮から背脂出てますよ。」





・・・




で(泣)




髪の毛を切られた後はそのまま大学生協ルネへ。

今日も相変わらず独り寂しくボソボソと夕飯を食ってきたのでした。

最近のルネは新歓でなかなか賑やかですね!

もちろん俺も賑やかですよ。妄想の中は。




・・・




で(泣)(←※イター)




一度自宅に戻って必要なものを準備したところで再び医学部へ。

水曜の夜は午後7時から有志による勉強会であります。

今日はインスリノーマの症例をベースに低血糖についてのマトメ。

病院情報などについてもいろいろと交換しつつ、

午後10時前まで医学部図書館にて友人と討論していたのでありました。




勉強会も終わり友人数人と自転車で帰途につきました。

時刻は午後10時、医学部の桜も闇の中ライトアップされて幻想的な雰囲気。




俺「夜桜がきれいやね。」


H「幻想的やねー。」


俺「もしかしたら来年は京都の桜、見れないかもしれないんだよな。」


H「俺もそれ思ったよ。。。」


る「俺も思ったわー。。。」





ついに最終学年に突入したことに微妙な感情を抱きつつ、

やがて一行は総合解剖センター後ろの見事な桜の大木の前へ。




る「俺さ、医学部の桜の中でもあの桜が一番好きやねん。」


俺「あれはキレイだよね。孤高の桜って感じ。」


る「桜って、何本かが群生して咲いてるのが普通やんか。」


H「うんうん。」


る「でもあの桜はあんな奥のところで孤独に咲き誇っててさ。」


俺「うん。」


る「孤独であるがゆえにあそこまで枝を伸ばしてめいっぱい咲いてるよね。」


俺「キレイだよねー。」


H「キレイやなー。」





そろそろ目の前に迫ってきた将来、

微妙な不安を抱えながら霧の中を自宅まで戻ったのでした。

自宅ではやはり献血の影響か、微妙な疲れを抱えつついろいろと雑用、

今日も独り身の夜はふけて行くのでありました。




さまざまのこと思ひ出す桜かな(芭蕉)




今日はここまでです。




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