〜ダメダメ医学生の京風日記〜 京の都に生息するダメダメ医学生、伯耕による日常生活記。 モテない王道を突っ走りながらも、萌えを求めてただ今奮闘中であります。 |
2004年08月31日(火) 陽気な外科医 ただいま朝型人間伯耕です。どうもおはようございます。 さてさて、今日も病院実習@Sunnybrook Hospital。 今日は集合がちょっと早かったので、 朝5時起床して、6時過ぎにはホステルを出発。 いつものようにTim Hortonsでコーヒーとベーグルを買って、 地下鉄の中で食いつつ、眠気を覚ましながら病院に向かいました。 今日は午前7時15分から病院内講義室で、 トロント大学の医学生に対する臨床講義が行われるということで、 ええ、俺たち日本の医学生、 日出づる国の侍魂をカナディアン医学生に見せつけるためにも 講義室に乗り込んでまいりました。 その結果 ・・・ ・・・ 撃沈。 てか 英語聞き取れねえ〜(泣) 内容はどうも整形外科の講義。 さすがに英語も日常会話程度ならもうそろそろ慣れてきましたが、 早口な上に整形外科学用語を連発されると、もう何がなんだか。。 とりあえず、断片的に open fracture(開放骨折)、デブリトマン(傷口を水で洗うこと)、 infection(感染)、・・・ とか言ってるのは聞き取れても、その他は何って感じです。 ああ、もっと医学用語を英語で覚えていかなければ。 ちなみに これに懲りないジャパニーズ医学生4人組は、 明日もある場所に乗り込んでまいります。お楽しみに。 午前中は僧帽弁・大動脈弁置換術を見学。 患者さんへの説明書・同意書の欄のところに、 死亡する可能性が10%あります。 と書いてあって、ちょっと衝撃的でした。。。 もちろん個人によりリスクの差はあるのですが、 術後の感染症、不整脈、心不全の可能性はやはり少なくないとのこと。 現在、手術中に死亡されるケースはほとんど皆無なようですが、 命を救うリスクについて考えさせられた一文でした。 今回の手術は無事成功、患者さんが無事元気に退院されることをお祈りしています。 しかし、そんな手術の合間も執刀医Dr.Christakisはなかなか陽気です。 手術を見学している俺らにも気軽に話しかけてきます。 Dr.「ヘイ、君ら、日本ではMafiaのことを何て言うんだい?」 俺「Mafiaですか?日本では『yakuza』と言います。」 そう答えたらDr.、軽快にメスを振るいながら 「ヘヘ〜イ♪ヤクザァ〜♪」 ・・・ ・・・(俺的超ブラック) まあ、確かにいくつかの共通点はあるような気がしないでもありませんが。。 それでも寸分の狂いもなく正確に弁置換を行っていくあたり、 さすがは弁置換のスペシャリストです。。。 ちなみにDr.Christakis、さらにその後、人工弁の縫合中に Dr.「俺は日本語をいくつか知ってるぜ。」 と言い放ち、 術中にその単語を連呼し始めました。 |