〜ダメダメ医学生の京風日記〜

京の都に生息するダメダメ医学生、伯耕による日常生活記。

モテない王道を突っ走りながらも、萌えを求めてただ今奮闘中であります。

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きのう いちらん あした
2003年11月12日(水)    病理学総論が腹膜播種

さてさて、一日勉強した感漂いすぎの伯耕です。


午後は薬理学演習、4日目の今日が最終日。

今までどういう事をやってきたかといいますと、
高血圧心不全を併発しているある女性患者さんの症例をもとに、
強心剤であるジギタリスとその他の抗高血圧剤の併用について、
グループ間で討論をするという企画。
講義でとりあえず知識を詰め込むのではなく、
症例を元にいろいろ考えさせられるので、なかなか面白い演習なのです。

患者さんの病状によってクスリの選び方が全然異なってくるし、

そもそも患者さんがクスリをちゃんと飲んでくれるか

までいろいろ考えなければならないところが
さすが人間を相手にする「医学」だなあと実感したのでした。


そして、演習の最後に私たちのグループの担当教授がありがたいお話。


教授いわく


「人間というのは一人一人が全く異なった存在です。」


ふむふむ。



「それはもちろん薬の効き方だけではありません。」


ふむふむふむ。


「性格、人格も人によって全く違いますね。」


たしかに。


「自分と全くちがった人間がいるのだ、





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↑深すぎる。


さすがその道の権威です。おっしゃることに味があります。

その後も教授の学生時代のお話などをいろいろ拝聴し、
薬理学演習はなかなか好評のうちに終了したのでした。


さて、演習が終わったら今度は病理学総論のテストがあります。

てか、最近テスト多すぎです。

どれかひとつのテストに的を絞ると
他の試験勉強に手が回らなくなる可能性があります。

しかも意味不明に実習やら演習やらが入りまくってます。


これは絶対にカリキュラムのミスだと思うのですが。





そんな状況、医学生たちは↓このようにグチを言い合うわけです。





※ここから下はマニアックな世界です。興味が無かったらごめんなさい。












夕暮れの学部構内、テスト会場の解剖棟に向け歩く俺とYa田。


「てか絶対カリキュラムおかしいと思うんだけど。」


「てか病理学総論落としたのがちょっと痛いよなあ。」


「病理学って絶対予後が悪いよな。」


「そうそう(笑)。上皮内癌のうちに適切な対応しておかないと・・・」


「他の科目に浸潤する(笑)。」


「今まさにそうだろ。もしかしたら病理学総論、
 
 いまやってる薬理学に転移する可能性大だわ(泣)。」


「そうそう、もはや悪性腫瘍。」


「てか、この11月は病理、薬理、神経科学と原発巣が多すぎだ。」


「やばい、播種性転移起こすかもしれん。」


「他の科目やら演習やらに影響がばらまかれるんやな〜(笑)。」


「もしこれで留年したらいったい何が諸悪の根源だったのやら。」


「案外組織学あたりがlatent carcinomaだったりしてね(笑)。」




まさに落とした科目は悪性腫瘍そのものです・・・。
あっちこっちの科目に転移してそっちも癌化しそうです・・・。


そんな訳で、上皮内癌は残念ながら見逃しても
粘膜内癌のうちに治療したかった病理学総論でしたが・・・


いざ、受験してみれば



予想をはるかに越えた


悪性


でした・・・。


本試よりもはるかに難しい!てか過去最強(泣)!


ああ、とりあえず


腹膜播種だけは阻止します。


※腹膜播種

癌細胞が腹腔内にばらまかれた状態。非常に予後が悪い。


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