〜ダメダメ医学生の京風日記〜 京の都に生息するダメダメ医学生、伯耕による日常生活記。 モテない王道を突っ走りながらも、萌えを求めてただ今奮闘中であります。 |
2002年10月22日(火) 腕橈骨筋よ、どこ行った? 解剖の第一回試験も迫ってきました。勉強しないと(汗)。 塾の講師募集のビラ配りを頼まれていたので、 午前中に総合人間学部に行き、とりあえず配る。 自転車のカゴに入れてまわってたんだけど、 なぜかすでにビラが入ってる自転車が結構多い。 何でだろう?と思っていたら、向こうの方に同じ事してる人が。 声を掛けてみたら物理科の学生講師だった(笑)。 向こうもさすがに苦笑してたなー。 午後は相変わらずの肉眼解剖実習。今日は「前腕部&手」。 実習講義を聞いた後、班ごとに黙祷し、実習が始まる。 まずは換気のために窓を開ける。 解剖実習室は地下室なんだけど、建物の周りが掘り抜いてあるため、 窓を開ければちゃんと外気を入れることが出来るのだ。 しかし今日は風が強く、しかも結構寒かった・・・。 なんかいきなり寒くなったよなあ。 今までは「夏の暑さを残した秋」だったのに 今日は「冬の気配を感じさせる秋」だもんなあ。 さて、まずは御遺体の腕を広げ、まずは内側(手のひら側)から どんどん筋肉を露出させてゆく。 ここの側にある筋肉は主に手や手首を曲げるためのものだ。 親指を曲げる長母指屈筋を露出し、実際にそれを引っ張ってみると・・・ 御遺体の親指が曲がる。 チームのみんなからもどよめきが上がる。 すごいなあ。動かしてみると筋肉の働きが良く判るなぁ。 次に腕を元に戻し、今度は外側(手の甲側)の筋肉を剖出。 ここに集結するのは逆に手や手首を伸ばすためのものだ。 いくつかの筋肉を露出し、そのうちのひとつ、 親指を伸ばす長母指伸筋を引っ張ってみると・・・ 御遺体の親指が伸びる。 またしてもどよめき。そしてこの筋肉に並走する 長母指外転筋を引っ張ると・・・ 御遺体の親指が開く。 いやあ、うまく出来てるもんです。 たった一つの受精卵から始まって、 ここまで複雑な構造が完成するなんてすごいなあ。 しんどい実習だけど、こういうものを目の当たりにすると やっぱり感動的なんだよね。 ところでこの実習、日常生活にある変化をもたらします。 |