今日ジムから出てきたら、やられていた。
チャリのサドルがない。 またかよー(涙)。
実は去年の秋にも、やられたことがあるのだ。その時は、近くのフェンスにロックをかけておいた前輪だけを残して、全てを持っていかれたので、それに比べたらいいのかもしれないけど…。いやいや、よくない。
バンクーバーはとにかく自転車の盗難が多い。mayuge自身を含め、周りの人間も何人も被害にあっている。ここで暮らす人なら、おそらく知り合いのなかに被害者がいることだろう。でもホームレスがいいチャリ乗ってたりするんだよなー(笑)。だからみんな、ものすごくでかいロックを携帯して、道端にある駐輪用ポールに頑丈にくくり付ける。日本の自転車についているような鍵なんかだったら、チャリごと持ち上げて持っていかれるだけだからね。細いワイヤーも工具でぶった切って持っていくそうだ。こっちでは警察はチャリ泥棒なんか捕まえないからね。チャリ自体にIDの番号もないし。
そう考えると、日本の警察は偉い。凶悪犯罪は目立ってるけど、軽犯罪は減っているらしいし。たまに痴漢とかしちゃう奴もいるけど、夜のパトロールでは自転車ドロ摘発に余念がないからね。酔っ払って帰るとき、「キミキミ、それはキミの自転車かね?」なんて職務質問された人もけっこういるんじゃない?
あー、それにしても腹が立つ。
やり場のない怒りって感じ。バンクーバー中の人間が、バンクーバーという街自体が憎らしく思える。たかだかチャリのサドルなんだけど、それを盗んで平気でいる奴がどこかにいるって思うと、フツフツフツフツ……。くっそー腹いせに他の奴のサドルを取っやるーって、ダメダメ、そんなこと考えちゃ。そんなことしたら罪のない人に同じ思いをさせることになるからね。
サドルだけ買いに行くの、面倒だなー。そもそもその出費が許せないよ。
明日、街中でずーっと立ち漕ぎしている三十がらみの男を見かけても、くれぐれも笑わないように。そして、皆さんも「お尻まわり」にご用心を。
2003年08月25日(月)
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