DOTFAMILYの平和な日々
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無事、ダウンタウンにある東本願寺で義父のお葬式をやってもらうことになった。義母も喜んでいたし、そこまでは良かったのだが、義妹が、葬儀中にスライドショーをやると言い出した。
スライドショー、皆さんご存知ですよね。写真が次々と出てくるあれです。バックグランドミュージックが付いていたりもします。今はコンピュータで簡単に作れますが、昔はスライドを一枚一枚手動でガシャガシャと換えてましたねぇ。
でまぁ、スライドショーそのものには文句は無いのだが(興味も無いが)、葬儀中にやるというのはいかがなものであろうか?私は、葬儀というのは厳粛な儀式だと思っていた。その中にショーを入れる(「スライドショー」っつうくらいですから「ショー」ですよね)というのは・・・はっきり言って反対。そういうことは、葬儀が終わった後のお食事会(う〜ん、正しい呼び方を忘れた)でやるものではないだろうか?
自称「仏教徒」のダンナが、「おやじの葬式をショーにするなんて許せん!」と怒った。4人兄弟の中で反対しているのはダンナだけなので、「お前も仏教徒を自称するなら、争いごとは止めろ。自分が我慢して事が収まるなら我慢しろ!」と言ったら、「だって、母が嫌がってるんだもん・・・もごもご」と言う。ようするに、理由はわからんが、父親の葬式に母親が嫌がることはしたくないというのが反対の理由だったようだ。
それならわかる。。義母も帰米二世だ。それも戦前、戦中に日本の田舎で育ったので、仏様やお寺を大切に思う気持ちは私以上だ。道徳観だって昔の日本人のものを未だに引きずっている。お葬式のプログラムを自分たちの好みで勝手に変えるのは何故いけないかという明確な理由を説明することができなくても(私はできるぞ!)、なんとなくいけないことのように感じているようだ。
私は信心深くない罰当たり者だから、義母が満足するというのなら葬式中にスライドショーでも花火でもなんでもやろうじゃないかと思う。葬儀中にスライドショーをやるのはお寺に対して失礼だと思うのだが、それでも義母がやりたいとうのなら、何も言うまいと思っていた。そして、義母が反対しているのなら、スライドショーは中止になるだろうと思った・・・
甘かった!
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