DOTFAMILYの平和な日々
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2011年05月29日(日) |
ベビーシャワー、あるいはソーシャル・オブリゲーション |
義弟のベビーシャワーだった。
この義弟、今年、ウィスコンシン州から引っ越して来て、ダンナの家族に様々な波乱を及ぼしているのだが、ベビーシャワーの件に関しても一悶着あった。
そもそも、ベビーシャワーとは、これから赤ちゃんを産む女性のためにやるものである。通常は主役の女性の親友または親戚が、女性だけを招待して行うのだが、現代は男性が参加するシャワーも多いらしい。それはそれで良い。が、主役はこれから母親になる女性である。
私が妊娠していた時、友達なんてほとんどいなかったし、会社では同僚がベビーシャワーをやってくれたので満足していたのだが、義妹がダンナの親戚の女性を招いてベビーシャワーをやってくれた。当時はダンナの親戚の誰が誰かもわからなかったので、これが結構嬉しかった。で、カリフォルニアに引っ越してきたばかりで友人がまだほとんどいない義妹のためにベビーシャワーをやりましょう、ということになった時、当然私も賛成した。取りあえずダンナの妹が中心になって計画することになった。ところが・・・ ダンナの弟(妊娠してる人のダンナ)が招待客に関して口出ししてきて・・・彼の友人や同僚、合計60人招待するという。もちろん彼はカリフォルニアで生まれ育ったのであるから、学生時代の友人がたくさんいる。知り合ったばかりの同僚もたくさんいる。彼らを招くのはソーシャル・オブリゲーションである・・・と言うのだ。でも、それって「カリフォルニアに戻ってきましたので、またよろしくお願いします」パーティじゃないのかい?
そう思った時点で、私は主催者から抜けることにした。知り合いが少ない義妹のためにベビーシャワーをやるのは良いが、義弟のソーシャル・イベントのために出す金はない!しかも60人!
主催者から抜けたので、その後のことはよくわからないのだが、60人も招待して食事を出すとお金がかかり過ぎるので、午後の3時半から5時まで、お茶とケーキだけ出すことにしようと、と義弟は提案したそうである。名目はベビーシャワーであるから(もう生まれてるけど)、客はプレゼントを持ってこなくてはならない。欲しいものはちゃんと店に登録してあり、招待状にはその店のリストまでちゃんと載っている。つまり、「僕達が欲しいものを買って持ってきてね。」という訳である。客には金を使わせ、自分達は使わないというパーティであるらしい。
60代半ばの立派な大人がそういう発想をするというのは凄い!
さて、本日、私とダンナは客として(ちゃんとプレゼントを欲しいものリストの中から買って)ベビーシャワーに行って来た。招待客の半数は来なかった。(だよな・・・ベビーシャワーだもん。)そして、やってきた客のほとんどが、赤ちゃんなんぞには見向きもしなかった。
完全に、義弟のソーシャル・イベントであった・・・ま、良いけどね。
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