DOTFAMILYの平和な日々
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2010年06月03日(木) れっつ・わーくあうと 2: White Man’s StretchとThird World Squat

間と空けて続きを書いて申し訳ない・・・5月29日の続きです。(5月29日の日記を読んでいなくても、差しさわりはありません。)尚、この文章には差別用語が使ってありますが、差別用語はTPOによっては全く冗談として通じないことをお断りしておきます。日本で冗談として4文字言葉や中指を立てる行為を使っているのを見たことがありますが、あのような行為はアメリカではTPOによっては冗談ではすみませんので、ご注意下さい。アメリカで(または、アメリカ人相手に)冗談のつもりで差別用語を使ったり人を侮辱するジェスチャーを行ってぼこ殴りにされても、当方は責任を負いかねます。

走って身体を温めた(?)後はストレッチである。ストレッチは普通のストレッチであり、特に問題はないのだが、一つだけ不可解なストレッチがあった。カエルさんのような格好でしゃがんで、前についている両腕の肘を膝が曲がっている部分に当てて上に押し上げる、というものである。どうも太腿の内側を伸ばせと言っているらしい。

「ほら、腿の内側が伸びているのがわかるでしょう?」
「・・・全然わかりません。」

家に帰って愚息に聞いてみた。

愚息「あ、それWhite Man’s Stretchって言うんだよ。」(うわぁ、差別用語!)
愚母「何それ?」
愚息「白人が太腿の内側をストレッチする時の運動。日本人には効かない。」
愚母「何故?」
愚息「ほら、足の裏を前で合わせて座ってごらん。」
・・・言われた通りに座ってみる。
愚息「ね、膝が床に着いているでしょう?日本人は股関節が柔らかいから、こういう座り方をすると膝がすでに床に着いている。でも、白人は股関節が固いから、こういう座り方をすると膝が上がってる。そこで膝を下に押し下げて太腿をストレッチするんだけど、これは結構キツいストレッチの仕方なんだって。だから、初心者はカエル座りをして、膝を押し上げて伸ばす。でも、僕達は膝がすでに床に着いている状態だから、どちらのストレッチも効かない。日本人の場合は、この座り方(足の裏を前で合わせて座る)をして、背筋を伸ばして、そのまま前に身体を前に傾ける。そうすると、太腿をストレッチできる。」

・・・なるほど。

で、次回、トレーナーに愚息に教えてもらったことを言ってみた。「ホワイト・マンズ・ストレッチ」という名前がやたら受けてたけど・・・実際に彼が足の裏を合わせて座ってみたら、曲げた脚と床の角度が45度ほどあった。すっげ〜!白人ってこんなに股関節が固いんだ!しかも、膝を床に押し付けようとしたら・・・出来なかった。彼は彼で、私の膝を見て驚いていたようだ。(日本人のトレーナーやったことないのかな?)

「それって、リラックスしている状態?」
「うん。」
「なんで?」

・・・って聞かれても元々こうなんだから説明の仕様が無い。日本人はみんなそうだと思っていた。愚息だってアメリカ生まれだけどそうだもん。だが、ダンナは違った。ダンナの脚も45度ほど傾いている。人によって違うのかな?

さて、ストレッチの次はスクワットである。しゃがんでから、その状態からすぅ〜と立ち上がるのも日本人の得意技である。が、やらされたスクワットは全然違っていた。

まず、上体を真っ直ぐにして、バランスを取るために肘を身体のちょっと外側で軽く曲げる。そのままの姿勢で、お尻を突き出すようにして、膝が足先より前に出ないように注意しながらゆっくり膝を曲げて行く。膝が45度に曲がったら、そこからゆっくりと元に戻す。

これがキツイ!3回やっただけで脚がブルブル震え始めた。上体が前に傾く。顔が下を向く。額から流れてくる汗が目に入るので、目を瞑って歯を食いしばる。

「上体を真っ直ぐして顔を上げる!」
「また、顔が下を向いてる!」
「汗流しながら歯を食いしばってものすご〜く苦しそうな顔見るの楽しいから、ちゃんと顔上げて!」

・・・バカヤロウ!

何回やったか数える余裕など無いのだが、多分トレーナーも数えていない。私の脚の震え具合を見ながら、もうこれ以上無理だな、と思ったところで・・・

「はい、あと3回!」

えっ!?

しかも、最後に膝を曲げた時点で・・・

「はい、そのままの姿勢で5秒間!」

そして、5秒経ったと思われる頃、「1、2」と数え始める。しかも、1と2の間がやたら長い。

「秒を数える時は、ワン・ミシシッピー、ツー・ミシシッピーという風に数字の後にミシシッピーを付けるんだよ。そうすればより正確に時間が測れる。」とやさしく教えてあげたいのだが、しゃべる余裕は無い。

脚をブルブル震わせながら、歯を食いしばって5秒間(あれは絶対もっと長かった)耐えた後・・・

「では、ゆっくり起き上がって。」

・・・出来るわけねぇだろ、そんな事!

という訳で、そのままストンとしゃがみこんでしまった。

このしゃがむ、という姿勢、私にとっては実に楽な姿勢なのだが、アメリカ人には出来ないんですな、これが。これは愚息も出来ない。しゃがむとかかとが上がってしまう。ダンナも出来ない。

どうもトレーナーは余り日本人とは馴染みがないようである。しゃがみ込んだままぐで〜っとしている私を珍しそうな顔で見ている。

「ねぇねぇ、それって楽な姿勢なの?」
「そ。」
「よくそんな格好できるねぇ。」
「・・・ほっといてくれ!」
「ま、いっか・・・次の準備するから、その間、ジャンピング・ジャック30回やって。」
「えっ、休みないの?」(って、しっかり休んでるけど。)
「休むと心拍数が下がるから、動きを止めないように。」

・・・嘘だろう。

ちなみに、ダンナは私がしゃがんで、そのまま手を使わずにすぅ〜っと立ち上がることをThird World Squat(発展途上国スクワット・・・あっ、これも差別用語だ)と呼ぶ。


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